今日は「洋書や論文にアクセスする方法」をまとめたいと思います。
今回はちょっと便利な方法の紹介です。「洋書や論文」としていますが他でも応用できるものです。
通常、洋書や論文を読みたいと思ったらAmazonなどで買う方法が思いつくでしょう。自分もこの方法でいろいろと洋書や論文集などを買っています。
でも専門書などは部数が売れないためか、高いことが多いですね。ここで研究費がない学生などは諦めてしまうかもしれません。また専門ではない一般の人も手が出しにくいこともあるでしょう。
こんなときのために役立つのが今回紹介する方法です。
その方法はネットで検索するというものです。これを聞いても全然新鮮味がないかもしれませんが、うまく検索できると無料で洋書や論文にアクセスできます。
この方法は求めている洋書や論文に必ずしもアクセスできるとは言えませんが、類似のものやその分野の大まかなものにはたどり着けるかと思います。
では具体的に検索方法を示すと、検索したいことばと"pdf"をセットにして探すことです。
例えばGoogleで
english grammar oxford pdf
と検索するとPDF化された"english grammar oxford"に関するページがヒットします。そしてそれぞれの検索結果の少し上に緑色でURLが書かれていて、その最後に四角でPDFが示されているものだとPDF化されたページにアクセスできます。
自分が今回"english grammar oxford pdf"で検索して一番上にヒットしたのは、John Eastwood著の"Oxford Guide to English Grammar"というものです。これは洋書をまるごとPDF化したと思われるもので、無料で見れますしダウンロードもできてしまいます。
他にもいろいろなページが検索結果に出ているので、その中から自分の求めているものに近いものを探してみると良いでしょう。
一つ注意点としては、Googleから検索して開くときに、上で示したとおりにURLの最後にPDFとしっかり表示されているものだと割と安心かと思います。PDFなら基本的にPDF化されたページを開くことになるので変なところに飛ばされることはないでしょう。
でもGoogleで検索して一回開いたページの先にアクセスできるURLがある場合や中には有料なものにアクセスさせるものもあるので、その点は海外のサイトということもあって要注意です。
自分の経験では、こんなものまで無料ダウンロードできるの!?というものがありましたが、明らかに怪しかったので、そういった場合は無料に踊らされずにやめましょう。
また専門的な論文にアクセスする場合も、同じように"pdf"と一緒に検索するとPDF化されたページにたどり着けます。
さらに具体的な専門家の論文を読みたい場合は、その専門家のHPにアクセスすると良いでしょう。自分がアクセスした経験では、大学のHPに専門家のページがあって、そこにその専門家の論文が公開されていました。
単独の論文もあれば、"Handbook"などの論文集に収められた自身の論文を許可を得て公開していました。
なので具体的な専門家、研究者の論文を読みたいなら、HPを探してみると良いでしょう。
今回は「洋書や論文」ということで、主に英語で書かれたものを想定して書きました。
では日本語ではどうなのか?例えば「英文法 pdf」ということばで検索するとたしかにPDF化されたものは出てきますが、本のサンプルページだったり、ちょっとまとめた程度のものがヒットするだけで、洋書のようにまるごと一冊公開されているものはほとんどないかと思います。
著作権の関係などもあってか?日本では無料公開へのハードルが高いのかもしれません。
それでも今回紹介した方法を使うと、PDFでまとめられた文書などにアクセスすることはできるので、日本語のものでも場合によっては役立つかと思います。
無料で公開されている「知」へのアクセス方法を知らないためにアクセスできないのはもったいないので、気になる方は使ってみては?