"avail yourself of sth" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"avail yourself of sth"という表現を見てみます。

"sth"は"something"の略で、何かものが入ります。では早速ロングマンExams英英辞典で意味を見てみましょう。

to accept an offer or use an opportunity to do something

"avail"の動詞は、ロングマンにはこれしか載っていませんでしたが、英和辞典には他にいくつかあります。例えば「役に立つ」や「用が足りる」などです。

ロングマンに"avail yourself of sth"しか動詞の意味が載っていないということは、動詞の用法としてはこれが主に使われるものかもしれません。

では例文を見てみましょう。

How many schools avail themselves of this opportunity each year?

ここでは"schools"と複数ということで、"yourself"のところが"themselves"となっています。ロングマンはたいてい"-self"のところを"yourself"と示すことが多いと思います。一方英和辞典では"oneself"が多いでしょう。いずれにしても、主語に合わせた形を持ってくることになります。

そして具体的に何の機会かは分かりませんが、それをどのくらい多くの学校が利用するのかと聞いています。

今までロングマンや英和辞典を使ってきて、ロングマンに載っていないことが英和辞典に載っているケースがいくつかありました。それは上に示したようなもので、恐らく使用頻度が少ないものです。英和辞典には古い言い回しや使用頻度の少ないものもおさえられている場合が多いので、その点では調べるときには便利かと思います。