今日は"liveable"を取り上げます。
"liveable"はイギリス英語のスペルで、アメリカ英語では"livable"となります。
"live"に"-able"(できる)で「住める」という意味を予想できますが、"liveable"はどうでしょうか。まずはロングマンExams英英辞典を見てみましょう。
a situation that is liveable is satisfactory but not good
大意は「"liveable"は状況は満足ではあるが良くはない」ということです。
つまりここでは「住める」という意味ではないことがわかります。日本語訳としては「生きがいのある」や「我慢できる」などがありますが、"satisfactory but not good"を訳語にまとめるのは難しいと思います。
次に同じくロングマンから例文をあげてみます。
Having the children had made his life more liveable.
意味は「子供たちを持つことは彼の生活をより"liveable"にさせた」ということです。
まだ"liveable"の感じがつかみにくいので、ロングマンExams英英辞典で"liveable"の類義語としてあげられている"bearable"の意味を見てみましょう。
something that is bearable is difficult or unpleasant, but you can deal with it
大意は「"bearable"な何かは難しかったり不快であるが、あなたが処理できるものである」ということです。
つまり"liveable"の説明にある"not good"や"bearable"の説明にある"difficult or unpleasant"からよくない感じが分かると思います。しかしそういったものでも"satisfactory"や"you can deal with it"とあるように、それらを乗り越えたり満足できるものであると感じられます。
このように単純に"liveable"は「住める」とはならないことを抑えてもらえればと思います。