"bread"と"loaf" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"bread"と"loaf"を見てみたいと思います。

どちらも日本語で「パン」のことを表しますが、それぞれどのような意味でしょうか。いつも通りロングマン英英辞典(Active Study)を見てみましょう。

"bread"
a common food made from flour, water, and yeast

"loaf"
bread that has been baked in one large piece

ここで分かることは、"bread"も"loaf"も「パン」ですが、"loaf"の方は「大きな形で焼かれた」とあります。つまり、パンの塊のことを"loaf"と言います。

英語では"a loaf of bread"と言えば、「パン一本」のことを表します。

このことから"bread"と"loaf"を日本語と同じ「パン」と考えない方がいいでしょう。

日本語では「塊のもの」も「切ったもの」も同じく「パン」と言えるので、日英にはズレがあることになります。

取りあえず英語は"bread"と"loaf"を分けた世界であることをおさえておきましょう。