"over there" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

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今日は基本単語"over there"をみてみたいと思います。

"over there"は場所を表すことばですが、少し前に取りあげた"over"のイメージを使うとより理解できるでしょう。

"over"の「何かを覆う」イメージを使うと次のようになります。


      →→→→
→→→→→→↑there↓→→→→→→

(↑図がパソコンによってズレて見える場合がありますので、その場合はthereをやじるしが越えていくイメージと思って下さい)

つまり"there"を越えているイメージです。なのでまず"there"の意味をロングマン英英辞典(Active Study)でみてみましょう。

in or to a particular place that is not where you are or near you

大体の意味は、「あなたがいる、もしくはあなたの近くのある特定の場所で、場所へ」ということです。日本語訳では「そこで(に)」があります。

つまり自分がいる所ではありません。では自分がいる所は何と言うのでしょうか。答えは"here"です。同じくロングマンで"here"もみてみましょう。

in or to this place

「この場所で、場所へ」ということです。

まとめると自分がいる所が"here"(ここに)、自分から離れた所が"there"(そこに)です。そして更に"there"を越えた所が"over there"(あそこに)ということです。

一応基本的な単語ですが、今日は"over there"を取りあげてみました。
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