接頭辞"bi-" | 英語の世界観

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私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は接頭辞"bi-"を取り上げたいと思います。


前に"uni-"と"mono-"という「一つ」を意味する接頭辞を取り上げました。接頭辞とは、ある単語の前につくもので、日本語で言えば「非」や「未」と同じものです。例えば、「常識」に否定を表す「非」をつけると「非常識」となります。日本語で言えばこういった「非」のようなものを接頭辞といいます。

今回は英語の"bi-"です。
"bi-"がどんな意味かいつもどおりロングマン英英辞典(Active Study)で見てみましょう。

used at the beginning of some words to mean including two of something, or doing something twice

ここでもポイントは"two"と"twice"です。つまり"bi-"は「二つ」という意味があります。

では"bi-"を使った表現をいくつか取り上げてみましょう。


"bicycle"(二つの円)「自転車」

"bilingual"「ニか国語を話す」

"binary"「二つから成る」

"bisection"「二等分」


これらを見ると「二つ」という意味が含まれていることが分かるでしょう。

前に"uni-"でも言ったことですが、"bi-"が含まれているからと言っても、必ずしも「二つ」という意味が含まれているとは限らないことに注意して下さい。極端な例をあげると、"big"に"bi-"が含まれていても、「二つ」という意味がないということです。

なので、"bi-"は単語を覚える時の補助的なものとして使うといいでしょう。