"fried eggs" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"fried eggs"について取り上げたいと思います。

"fried eggs"とは「目玉焼き」のことです。

英語と日本語では表現が違うことが分かります。

英語の方がそのままの表現となっています。
"fried"とは「油で焼いた」という意味で、"fried eggs"で「油で焼いた卵」となります。

でも日本語は英語のようにそのまま表現しません。
考えてみると「目玉焼き」とは恐ろしいことと思いませんか?

普段聞き慣れて、すぐに黄色い丸い食べ物とイメージできますが、ことばをそのまま解釈すると恐いことになります。「目玉」を「焼いたもの」です。これはSF映画の世界です。

まあこんなこと普通の人は考えないでしょうが...。

日本語は黄身を目にたとえているのです。これは英語よりこった表現と言えるかもしれません。とらえ方が英語より目玉焼きに関しては芸術的でしょう。

英語にもすばらしい表現や面白い表現もありますが、俳句や短歌などを見る限り、日本語の方が芸術性があると思います。なので日本人は日本語を大切にすべきだと思います。

今回は"fried eggs"と「目玉焼き」の日英の表現の違いを見てみました。