今日は"Here is(comes)~."という表現を取り上げたいと思います。
中学英語ででてくる表現ですが、意外に奥が深いです。
例文をあげると、
"Here is(comes) the doctor."
「お医者さんが来た」という意味で、相手の注意を引く感じで「来た、来た」というニュアンスがあります。他の例をあげると、
"Here's your keys."
「ほらカギはここにありますよ」という意味で、これも注意を引く感じです。話し言葉では、"keys"が複数形でも"Here's"という形になります。
これらは別に"The doctor comes here."や"Your keys are here."と表現してもよさそうですが、やはり相手の注意を引くために語順が変わっていることを抑えておく必要があります。
"Your keys are here."と言うよりも、"Here's your keys."と言った方が「ほらここにあるじゃん」といった感じで、注意を引くことができます。
逆に言うと、英文を読んでいてこのような表現がでてきたら、何か注意を引いていると感じられるといいでしょう。英語の"here"は日本語の「ここに」とはイコールにならないので、英語の感覚として"here"を理解できると、また「英語の世界観」に入っていけるでしょう。