"would not~" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

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今回は"would not~"を取り上げたいと思います。
特に熟語ではありませんが、忘れられがちな意味と思うので、確認したいと思います。


"would not~"は、"would"に否定の"not"がついたから、「~しないだろう」という意味になると考えられます。確かにそのような意味もありますが、以下の例文ではどうでしょうか。

"The door wouldn't open."

「~しないだろう」を使うと、この例文は「ドアは開かないだろう」となります。これでもよさそうですが、"would"には「どうしても~しようとした」という意味があります。そしてその否定形は「どうしても~しようとしなかった」になります。文法的には、この"would"は「強い意志」を表すといわれています。

これを使うと上の例文は、「ドアはどうしても開かなかった」となります。さっきあげた「ドアは開かないだろう」とは全然意味が違うことになります。

"would"は色々な意味があるので、その文によってどの意味で使われているかをみなければなりませんが、その中のひとつに「どうしても~しようとした」という肯定と、「どうしても~しようとしなかった」の否定の意味を覚えておくといいでしょう。

日本語には英語のような助動詞がないので、気持ちを伝えるためにこれらの助動詞をうまく使えるようにならなければ、英語的世界の見方ができないでしょう。そのため助動詞は大切な項目だと思います。
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