インフルエンザに倒れてしまった知り合い。
彼に託され、全く予定外に講演を聞きに行くことになりました。
講演者は、田母神俊雄氏。
田母神さんといえば、自衛隊で一番エライ幕僚長まであがったけども、
在任中に書いた論文が政府の目に留まり、更迭・退職という経歴。
退職後は、フジテレビの偏向報道に対するデモの主催者をやったりと、
最近はちょっと違った意味で有名人です。
私は、愛国者を自負しているわけでもないので、
田母神氏の名前は知っているものの、個人的な興味はなし。
アメログにブログもあったのですが、一度も見たことはありませんでした。
元幕僚長だし、相当過激な人だろうかなと勝手に思っていましたが、
はじめて話を聞いてみて、印象が全く変わりました。
私が印象を受けたのは、彼の話しぶり。
別に熱弁をふるっているわけでもなく、淡々と話しているだけ。
理路整然と一貫して話しているわけではないのですが、
なかなかどうして聞き入ってします。
また、時折ユーモアを交えて笑いを取れるというところはすごいなと思いました。
政治家や学者先生の講演会だと、退屈というのが当たり前で、
私も含め寝ている人が多いのですが、
まじめな話なのに、退屈している人がいない講演ははじめてでした。
さすが、幕僚長という自衛隊のトップになった上に、
肩書きがとれた後も５，０００人のデモが集まるというわけだなと、感心してしまいました。
こんな風に、人前で話す力というものが欲しいものです。
さて、講演の中身は彼のブログに書いているような内容です。
文章で読んでしまうと、思想的な色が強そうに見えてしまいますが・・・。
私は軍事力戦力増強や核武装だの、
という話には、そんなに興味は持てませんが、
○放射能の恐怖を政府が煽っていることにより、
福島が空洞化し、そこに外国人がきて合法的な外国人居住区になりつつある
○デフレ時に増税して財政健全化に取り組んでも景気は上向かない。
まずは景気対策が優先。
○上司は部下を守るのが役目。
政府は東電という部下にヘマの責任を全て押しつけている上司
なんて、うなずけるところが、たくさんありました。
彼がクビになった原因である歴史認識については、
最近では名古屋市長も南京大虐殺に言及し話題になっています。
あったかなかったかは、結局その時にその場にいないとわかりませんが、
「歴史は戦勝国が作るもの」という話には同意するところです。
「教科書に書いてあること」「報道されていること」が
決して事実であるとは限らないということを認識した上で、
自分自身で判断をしなければならないなと改めて思いました。
下記は別の講演ですが、
興味がある方は見てみるといいと思います。
sss
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