日本語というのは
形容詞が豊かというか、
擬音語や擬態語なんかもあって素晴らしいです。
「小川がさらさら流れる」
「雪がちらちら降っている」
などなどいろいろとありますが、
英語というのはそういうわけにはいきません。
そこで使われるのが比喩法です。
隠喩とか呼ばれたりしますね。
英語ではMetaphorと言います。
例えば
I work like a dog.
とか。
これはThe Beatlesも使ってるくらい一般的ですが、
〈I have been working like a dog.)
このDogの部分を別の動物に例えることもしばしば。
I have been working like a beaver.
Dogだと「献身的」な感じがあって、
Beaverだと「こつこつ」って感じありません?
他の動物でもいいんですよ。
ただここで問題が!
こういう表現はですね、
文化によってくるので誤解を招く可能性があります。
Dogに「愛玩」的なイメージを持っている人も多いのでは?
イギリスやアメリカでは犬は昔から仕事をするものでした。
猟に行ったり羊の面倒を見たり荷物を運んだり。
そして文句も言わずに飼い主に尽くしてきました。
それがイギリス人やアメリカ人が持つ犬に対するイメージです。
このイメージが国によって異なるわけなんです。
「猫かわいがり」なんてのも日本人的ですよね。
これは外交でも問題になったことがあるそうです。
英語教育において非常に有名で尊敬すべき方
鳥飼玖美子先生が書かれた本があります。




鈴木善幸首相がワシントンDCを訪れた際
「日本は吠えるライオンではなくハリネズミになりたい」
と表現しららしい。
その「ハリネズミ」の「ハリ」を通訳が聞き逃したらしい。
また教養たっぷりだったベテラン通訳は、
そのときとっさにイソップ童話がひらめいたとか。
『ライオンとネズミ(The lion and the mouse)』です。
そこで「ネズミ」に形容詞を付けて、
Wise mouseと訳してしまったらしい。
それはいいとして、
鳥飼さんによると比喩の問題点があるらしいです。
「ハリネズミ」という動物を鈴木首相が使ったことが、
英語に関してはもう「勘弁してくれ」ってことだと。
ハリネズミは英語ではHedgehogです。
私は学生のときにアメリカで飼ってました(笑)
ただこの動物、実はアメリカには生息していません。
今でこそペットショップにいたりしますが、
アメリカ人でも知らない人は多いです。
アメリカには「ヤマアラシ」(Porcupine)はいます。
でも別に比喩に使われるような印象はないようなんです。
つまり
Japan wants to be like a porcupine.
Jaoan will serve like a porcupine.
って言われてもピンとこないんですね。
比喩って文化によるし、
動物だと特に国によってイメージが違うし、
生息していなかったりするので困ります。
ヘビのイメージだってキリスト教徒仏教で違うように、
宗教によって作られるイメージや、
それこそ童話などによって作られるイメージもあります。
比喩(隠喩)は使えると表現も豊かになるし、
より具体的に話が伝わったりしますが、
動物の比喩を使うときは気をつけましょう。
ビジネスの場では避けることをお勧めします。
ってお話でした~
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形容詞が豊かというか、
擬音語や擬態語なんかもあって素晴らしいです。
「小川がさらさら流れる」
「雪がちらちら降っている」
などなどいろいろとありますが、
英語というのはそういうわけにはいきません。
そこで使われるのが比喩法です。
隠喩とか呼ばれたりしますね。
英語ではMetaphorと言います。
例えば
I work like a dog.
とか。
これはThe Beatlesも使ってるくらい一般的ですが、
〈I have been working like a dog.)
このDogの部分を別の動物に例えることもしばしば。
I have been working like a beaver.
Dogだと「献身的」な感じがあって、
Beaverだと「こつこつ」って感じありません?
他の動物でもいいんですよ。
ただここで問題が!
こういう表現はですね、
文化によってくるので誤解を招く可能性があります。
Dogに「愛玩」的なイメージを持っている人も多いのでは?
イギリスやアメリカでは犬は昔から仕事をするものでした。
猟に行ったり羊の面倒を見たり荷物を運んだり。
そして文句も言わずに飼い主に尽くしてきました。
それがイギリス人やアメリカ人が持つ犬に対するイメージです。
このイメージが国によって異なるわけなんです。
「猫かわいがり」なんてのも日本人的ですよね。
これは外交でも問題になったことがあるそうです。
英語教育において非常に有名で尊敬すべき方
鳥飼玖美子先生が書かれた本があります。
鈴木善幸首相がワシントンDCを訪れた際
「日本は吠えるライオンではなくハリネズミになりたい」
と表現しららしい。
その「ハリネズミ」の「ハリ」を通訳が聞き逃したらしい。
また教養たっぷりだったベテラン通訳は、
そのときとっさにイソップ童話がひらめいたとか。
『ライオンとネズミ(The lion and the mouse)』です。
そこで「ネズミ」に形容詞を付けて、
Wise mouseと訳してしまったらしい。
それはいいとして、
鳥飼さんによると比喩の問題点があるらしいです。
「ハリネズミ」という動物を鈴木首相が使ったことが、
英語に関してはもう「勘弁してくれ」ってことだと。
ハリネズミは英語ではHedgehogです。
私は学生のときにアメリカで飼ってました(笑)
ただこの動物、実はアメリカには生息していません。
今でこそペットショップにいたりしますが、
アメリカ人でも知らない人は多いです。
アメリカには「ヤマアラシ」(Porcupine)はいます。
でも別に比喩に使われるような印象はないようなんです。
つまり
Japan wants to be like a porcupine.
Jaoan will serve like a porcupine.
って言われてもピンとこないんですね。
比喩って文化によるし、
動物だと特に国によってイメージが違うし、
生息していなかったりするので困ります。
ヘビのイメージだってキリスト教徒仏教で違うように、
宗教によって作られるイメージや、
それこそ童話などによって作られるイメージもあります。
比喩(隠喩)は使えると表現も豊かになるし、
より具体的に話が伝わったりしますが、
動物の比喩を使うときは気をつけましょう。
ビジネスの場では避けることをお勧めします。
ってお話でした~
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