脱原発で東京都知事が決まるってどーなの? | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

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ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


細川元首相が都知事選に意欲を燃やしているらしい。その最大の公約が「脱原発」ということだ。小泉元首相がこれを支持して「脱原発か否かが次の都知事選の焦点」としているらしい。

と聞いてあきれ返っているのは僕だけではないだろう。

まあ、僕自身も電力会社が地域独占であること。多額の補助金に基づいて原発というビジネスが成り立っていることにひどく嫌悪感を抱いている一人ではある。そのことは過去のブログでも書かせてもらっている。

しかし、どこかの、いやどこかじゃないな。世田谷区長が「脱原発」を掲げて当選したことにも僕はひどく疑問を持っている。地方公共団体の主張がなぜ脱原発を最大の公約にするのか意味が不明であると思うのはぼくだけではないだろう。

そんな複雑に考える必要はない。現実問題として今現在は国が主にエネルギー政策を担っているし監督官庁は経産省ということになる。本当に脱原発を推し進めたければ細川氏も小泉氏も国政に打って出るべきだろう。「脱原発」を旗印に当選したところで東京都の都知事ができることなどたかがしれている。

まさか、都知事をやりながら脱原発のための運動に精を出すことなど都民は望んでいないはずだ。大阪市の橋下市長は大阪のゆがんだ行政のあり方をドラスティックに変えるために維新の会をもって国会に打って出たわけだが、それすら批判にあった。

脱原発を掲げながら都知事になったところで「脱原発」を推し進められないことは誰でも知っているところだ。

勿論、細川氏が熊本県知事としての実績があり投げ出したとはいえ元首相であり改革派でもあることから、東京都政の改革路線を継承するとの期待もあるのだろう。だとすれば、細川氏は正々堂々とどんな東京都を目指すのかをメインの公約にすべきなはずだ。

両氏の脱原発にかける気持ちは理解できる。

まあ、個人的には政府主導の脱原発には嫌悪感を抱くけれども、脱原発の過程には必ずより自由な電力市場を築きさらなる競争を促すということが入ってくるはずだからそのあたりは期待したいし、強力な利権を持った電力業界に原発批判を利用して切り込むことは非常に重要だとも思っている。だから、僕は本心では今の小泉氏の活動をすごく応援したいのだ。

だが…。

それが東京都知事選となると、まったく筋が通らないだろう。国会運営に行き詰まるから衆議院を解散させて参議院を黙らせるという郵政選挙の手法は多少の問題はあるだろうがまだ納得性もあった。だが、今回はさすがに筋が通らなすぎる。

晩節を汚さないことだけを願いたい。

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