なぜ『仕事』は楽しくないのか? | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


どんなに好きな趣味でも仕事になると楽しくない。なんて話はいくらでも聞く。たしかに僕も今(あるいは今まで)趣味としてやってきたことがもし仕事になったらと冷静に考えると恐ろしいなあと思う。このブログもそうだ。そもそもブログで食っていくということは今はまだ難しい時代だと思うし、僕程度の文章でそもそも食っていけないことは重々承知している。が、それでもブログを書いたり文章を書くのはそれなりに楽しいしそれなりの読者の方にも読んでもらっているので趣味でもあるし、もう少しそれを超えて自分の人生のかなりのスパイスになっていると思う。仕事が上手くいかないときでもまあブログでも書いて気を晴らすかとか思えるし、(決してアクセス数重視ではないが)ブログのアクセスが多いときは気持ちのいいものである。

でも、もしこれが仕事だったら本当につらいだろうなと思う。毎日アクセスなどを気にして、アフィリエイトとかの売り上げを気にして、いろんな出版社とかに自分の文章とかブログを売り込まないといけないわけだ。そしてその結果に一喜一憂する。もちろん、そうやって真剣にやれば自分の文章力もさらに伸びるだろうしアクセスもより増えるだろう。でもそれは多分同時にかなりプレッシャーのかかることだろう。

なぜ仕事っていうのはつらいのだろうか?ひとつは無理難題を押し付けられたりめんどくさいことをやらされたり、人間関係に気を使ったりしないといけないからというのがあるだろう。また一方では真剣になればなるほど、結果を出したい。上手くやりたい。という気持ちになるはずだ。もちろんその人間が元来持っている向上心が自分を成長させてくれるわけだがそれは大きなプレッシャーになることは言うまでもない。趣味であれば、真剣にやっても上手くいかなければそれでいいや、やめてしまえばと割り切って出来るからだ。

後はもちろん、仕事は長い間続けないといけないし生活がかかっている。よって安易にリスクをとれないということもいえるだろう。本当はこれが正しいに違いないと思っても上司や顧客に正論を堂々とぶつけることが出来る場面はそう多くないだろう。まあ、ゴッホではないが、いかに素晴らしい絵を書いても認められないということだ。もし、ゴッホが趣味で絵を描き続けていたら彼はあそこまで悩み自殺することもなかったかもしれない。もちろん、趣味で絵を描き続けていたら彼があのレベルに達することはなかった可能性のほうが遥かに高いわけでもあるが・・・。

先週紹介した開成高校野球部の本(「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー )でも開成高校の監督は『社会に出たらリスクをそう簡単にとれない。だから生徒には野球で思いっきりリスクをとってほしい』と。開成の超攻撃的なギャンブル野球はそういった精神から来ているのだろう。あるいはアメリカという合理的な精神を持った国でも科学的根拠に基づかない戦術がアメフトやバスケで行われているわけで、いかに正しいことを行う。リスクをとるということが難しいかを如実に表していると言えるだろう。(参考記事→アメリカ人と日本人どちらがリスク回避的?

衰退していく国や企業・組織ではそういうことがなおのこと多いようにも思う。だからと言ってどうこうすることはできない。ただ、自分くらいはケツをまくってリスクをとって(まあ路頭に迷わない程度に)生きていきたいと思うと同時に趣味であっても真剣にリスクをとってやることで何かを社会に残したいと思う今日この頃である。


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