年末年始に読んでおきたい本-2 | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


今年紹介した本の中から皆さんにぜひ読んでもらいたい本を紹介している。


今日はこの5冊。


まず一冊目はこちら


幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?


幸福の値段とはいくらだろうか?不幸の値段とはいくらだろうか?ということを解き明かした本。なんでもお金に置き換えるなと怒る人もいるかもしれないが、お金を基準に人の幸福や不幸の感じ方を解き明かす本書は非常に興味深い。


そしてその理由も含めて解き明かしてくれる。


宝くじが当たってから幸せを感じるまでに2年もかかるのだろうか?

愛する人の死は時が忘れさせてくれるのに、通勤時間の苦痛はいつまでたっても消えないのだろうか?



男の人生で幸せなのは最初の離婚のときである。


という具合だ。年末年始の飲み会でウンチクを語るためにもいい一冊かもしれない。もちろん、真面目な本だし身近なテーマなので一気に読み終わってしまうだろう。


詳しい書評↓

幸福の値段とはいくらだろうか?


次はこれ。


スウェーデン・パラドックス


北欧の国々は経済が好調である。一部のサヨク的な人たちは北欧の手厚い社会福祉政策を褒め称える。が、実際にはサプライサイドでは徹底した市場原理主義が採られていることは意外と知られていない。また、解雇規制にしても見た目の法律は厳しいがその適応は非常に柔軟で解雇は頻繁に行われる。


失業保険は職業訓練重視で給付される。また所得税の累進性はそれほど高くなく最低課税額は約22万円の所得となっている。一般にイメージされるような弱者に優しい国ではないといえるだろう。


スウェーデンと言う国はいろいろと誤解されている。サヨク的な人々が誉めそやすせいで保守派や右派の人はとにかくスウェーデンのあら捜しをしようとする。が、スウェーデンはある一面ではアメリカよりも厳しい自己責任・市場原理主義の国だということが本書をよめばわかるだろう。


詳しい書評↓

スウェーデンは本当に弱者に優しい国か?


本日の最後はこれ


税と社会保障の抜本改革


税と社会保障の一体改革の名の下で片手落ちの消費税増税だけが実現された。本来なら法人税や所得税の減税と税制の簡素化。そして、社会保障の大胆な改革が伴わなければ消費税増税は財政再建でなく無駄なバラ撒きにまた使われてしまうだろう。


その辺りは安倍内閣に期待したいが・・・。どうも改革よりも金融緩和やインフラ投資でばら撒いて選挙民の関心を得ることに主眼がいってしまっているようだ。


本書は日本の税制と社会保障制度の問題点を個別と大局的な観点のどちらからも説いている。若干数字が多くなる場面もあるがこの手の本にしてはシンプルだし標準的な考え方が書いてある。世の中には国債はいくら増えてもいいだのなんだのとおかしなことを言う人も多い。ま、それも結構だが、こういう標準的な考えを一度読んでもらってもいいのではないだろうか?


詳しい書評↓

税と社会保障の一体改革を考える


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