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ユーロ危機のおかげでユーロが安くなってドイツは恩恵を受けている。とよく言われる。だから、ドイツは恩恵を受けている分で他の国の救済をすべきだと。
では、ユーロ創設以来ドイツは利益を得てきたのだろうか?
答えはここにある。
(Who gained the most from the euro?
より)
2000年から2010年までのユーロ加盟の各国の世帯別の所得の伸び率だ。(インフレを考慮した後の数字)左から所得が低い世帯から所得の高い世帯が並んでいる。ドイツは左から5番目である。全所得の世帯で所得は減少している。全般的に恩恵を受けているのはフィンランドという勤勉な国が含まれるものの、後はギリシア、ポルトガル・スペインである。
もちろん、これらの国が何もしなかったわけではないだろう。ユーロに入るために財政規律をしっかりし基準に沿うように構造改革も行ったかもしれない。スタート地点の経済のレベルが低かったので相対的に伸びたという面もあるだろう。
だが、これを見る限りはユーロによってドイツは恩恵など受けていない。そして、ポルトガルやスペイン・ギリシアのような国の所得は過剰ではと思えるほど伸びている。今、これらの国はそれらのツケを払っているだけだ。
ドイツはユーロで恩恵を受けたから問題国を救済しよというありがちな主張は間違いだといえるだろう。
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