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女性はなぜ働くのだろうか?いや、人はなぜ働くのだろうか?
そりゃあなんと言ったって生活の糧を得るためだと多くの人が答えるだろう。一方で税金が高いと勤労意欲がそがれる。女性の場合は(一般的には)家庭に入るという選択肢があるから税金が高い場合には働かなくなるの可能性が高そうだが、どうだろうか?
このグラフを見てほしい。
左が男性。右が女性だ。縦軸は年間の労働時間。横軸は平均の実効税率。男性は税金が高いほど働かないことが分かる一方で女性は税金の高さにかかわらず働くことが分かる。
一方で、縦軸に離婚率をとった場合。当たり前だが、男性は離婚の有無に関わらず働く率は変わらないが女性は離婚するとより長く働くらしい。
そして、アメリカは離婚率が高いので女性の労働時間が長くなっているという。
まあ、単純にそれだけでは説明できないだろうし、当たり前といえば当たり前の話ではある。
北欧で女性がよく働くのは「税金が高い→女性の就労支援が充実している」という背景があるのだろうと推測している。ただ、この場合は働いても税金でたくさん巻き上げられるので結局夫婦での手取りはあまり多くないという可能性が高そうだ。あるいは、税金が高いので男性の稼ぎだけではやっていけないので仕方なく女性も働いているという可能性もある。この辺りは複雑な問題といえそうだ。
また、日本で女性の就労率を上げたいのならば、離婚した女性やシングルマザーへの給付を手厚くするという方向性は実は間違っているのではないかと思ったりもするがどうだろうか?
グラフはOn work hours in the US and Europe より
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