ストレスフルな現代社会 | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


日本はストレス社会なんだーー!異常だーー!と叫ぶ人は多い。しかし、ストレス社会なのは何も日本だけではないだろう。

どこの国でもストレスと言う問題は大きいようである。もちろん、日本人(いや、東アジア人)は自殺が多い。これをとって日本はストレス社会だという人も多いが、北欧や旧共産主義国でも自殺は多い。一方で、アメリカや西欧などは宗教的な原因のせいか、自殺は少ない。しかし。、たとえば、精神病患者の数は東アジアよりもはるかに多いとされる。だから、日本だけが一概にストレス社会だというのは間違いだろう。(参考記事→日本人の心は病んでいるのか?

まあ、仕事柄僕もそれなりのストレスを抱えていると思う。

特に会社の携帯(ブラックベリー)を持たされて会社を出た後もマーケットの動きやメールを常にチェックしているし、夜中もふと目が覚めて携帯をチェックすることが一晩に何度かある。

今日紹介するテレグラフにも同様にロンドンの金融街・シティで働く人間の生活が書いてある。そして95%のシティで働く人々がそのような生活を送っているという。僕の友人の働いていた会社でも12時くらいまで働くのは金融マンにとっては結構あたりまえのようだった。

このように、イギリスでもストレス社会が問題になっているのだ。以下、いくつか例を引用する。

The stress of life takes its toll

According to statistics released last year, the average family now spends only 49 minutes a day together

昨年(記事が昨年のものなので正確にはおととし)発表された統計によると平均的な家族が一緒にすごす時間は一日に49分程度

Almost half of us claim to be hooked on email: most of us check it on holiday,

ほぼ半数の人が休日もEメールをチェックするという

A study at the University of Granada found that 40 per cent of those aged between 18 and 25 exhibited addictive tendencies when it came to their mobile phones

グラナダ大学の研究によると18-25歳の若者の半数が携帯に依存している傾向にある

Adults are just as bad: John Freeman reports that being accidentally shut off from internet use provokes 40 per cent of office workers to engage in “agitated mouse-clicking”, with 10 per cent physically assaulting their computers.

大人も同じでジョン・フリーマンの研究によると突然インターネットが止まると40%のオフィスワーカーが動揺してマウスをクリックし、10%はコンピューターをののしる言葉を吐くという。

USAトゥデイによると20年前と比較すると我々の生活におけるストレスは格段に飛躍したという。

まあ、当たり前といえば当たり前の内容だ。

ひとつはイギリスでもどこの国でもストレスの問題があるということ。そして、現代社会においてはどこの国でも人々が感じるストレスは大きいようだ。

また、イギリス人といえども、金融で働くような人間は相当に精神も肉体の削って仕事をしているのも同じである。どこの国でもお金を稼ぐのは楽なことではないようだ。

そして、一番重要なのは様々な情報技術などの発達は我々の生活を非常に豊かにしたが同時にストレスフルにもしたということだろう。ストレスがなければリラックスの楽しみもないし程よい緊張感がないのも事実だろう。また、情報技術による生産性の向上は我々に余暇の時間とその楽しみをより与えてくれていることも間違いない。

この辺りはきっと表裏一体のはずで一概にどれがよくてどれが悪いということも難しいだろうと個人的には思う。じゃあ、ストレスをなくすためにもっと給料が少ない貧しい生活に戻りましょう?と言っても受け入れる人はあまりいないだろう。今の生活水準を維持して、もっとストレスのない生活をしたい!というのは(もちろん、そういう生活を目指すべきだし一部の人にとっては不可能ではないだろうが)おそらく多くの人にとってはワガママであり、実現することのない夢といえそうだ。



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