という話をよちよっちんさんのブログ でちらっと書いてあるのを見つけた。
さっそくネットで検索してみると・・・
しかし、実際には江戸時代~明治前期の離婚率は高く、統計によると現在の2倍の4%前後だったそうです。農業が中心だったため、女性も働き手としての地位があり、再就職先に困らなかったためと考えられています。
武士階級にいたってはなんと離婚率は10%にも達していたと言われています。女性の再婚率は50%以上あったので、当時の女性の地位は現代がイメージしているよりも高かったようです。 (離婚百科より)
ということらしい。
日本人ってのは元来は性に対しておおらかで、女性というのは労働力でありその地位は結構高かったという自分の考えにもマッチするなあと思った。
それはそうとこの事実は右派にも左派にもその主張にケチがつく内容だろう。
①右派に対して
女性は専業主婦が当然。日本女性は「大和撫子」のように貞淑で清らかでないとだめだ!離婚率の上昇なんてなげかわしい。日本古来からの慎ましやかな女性と一家を支える男性という姿を取り戻せ!
という主張をする右派は多い。あるいは多かれ少なかれ右派の多くはこういった主張にシンパシーを抱くはずだ。(僕も一応保守らしいので若干のシンパシーは抱く)
しかし、現実には江戸時代の離婚率は今よりも高かった可能性があるという。たぶん、浮気や不倫なんてのも今よりもおおっぴらに行われていた可能性も高いだろう。だってやっぱ離婚の原因って言ったら今も昔もそこが一番の原因の気がするし。
貧しくても我慢しろ!なんていっても「こんな稼ぎの少ない男はいやだ」とかあったんだろうなあ。日本古来からの慎ましやかな女性なんてのはほんとはあんまり存在しなかったのが現実だろう。
特にこの武士の離婚率の高さは・・・。ま、これは特殊な事情もありそうだけど。
ま、でもこの事実は左派にとってより都合が悪いはずだ。
②左派に対して
シングルマザー(ファザーでもよい)をもっと助けましょう。生活保護の母子加算をもっと割り増しにして助けましょう。女性は今も昔も抑圧されている存在だ。政府がいくらでもお金を出して援助しなくてはいけません。
などというバカげた主張や政策を彼らは行う。ちなみに、ここイギリスでもシングルマザーが優遇されすぎているという批判はある。
しかし、経済的に今なんかよりもはるかに厳しかったであろう明治や江戸時代にも人々は今以上に離婚していた。特に女性が独力で生きていくのは今以上に大変だったはずだし、次の男を見つけるのも容易ではなかったんじゃないだろうか?
それでも彼らは自分の自由や新しい生活のために離婚していたわけだ。なんで、こんな豊かになった現代社会において離婚した人たちに過大な援助を行う必要があるのだろうか?
そんなことするから偽装離婚が増えるわけだし、なんとなくノリで結婚してしまうやつが増えるわけだし、もっと我慢できるはずなのにちょっといやなことがあったから離婚する人が増えるんだろう?と僕は思う。
もちろん、現実にはこんな男(女)だとは思わなかったという感じで離婚せざるを得ない不幸な人々もたくさんいるだろうけど。残念ながら政府がその判別をするには多大なコストを要するのが現実だろう。
僕は離婚することを悪だとは思わない。それは自由だ。でも、自由には責任が伴う。離婚するならばそれなりの覚悟が必要なはずだ。
そう考えるならば、現代社会においても政府がそんなものに介入して補助する必要はまったくないだろう。(もちろん、離婚して養育費を払わないような男(あるいは女性)に対して政府が取り締まったりするのは必要だと思うけど)
ま、人間なんて今も昔も大して変わらないし、まして男女のことなんて。ってことかな。
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