新潟県の泉田裕彦知事と新潟市の篠田昭市長は25日、同市内で共同会見し、県と市が合併し「新潟州」設立を目指す構想を発表した。県と政令市による二重行政を廃して効率化を図り、基礎自治体の権限強化を図る狙い。(毎日新聞より)
地方の政治が元気だ。ま、混乱も多いようだけど。それでも国の失政の尻拭いはいやだ。自分達で自分達の地域をなんとかいい方向に変えていこうといろいろな試行錯誤が始まっているように見えるし、市民の意識も高まっているように見える。
関西広域連合なんて期待しちゃうね。道州制への架け橋になるかどうか。国からいろんな権限を奪うのに、奈良県が入ってないのが問題だなんていう声もあるみたいだ。
たしかに、それを聞いて僕も最初は「奈良県」はなんで入らないんだよ。と思ったりもした。
でも、本当にそれって重要なんだろうかという気持ちも最近はしてきている。と考えていたら冒頭の構想が出てきた。
ふつうイメージされる道州制っていうとこんな感じだろうか?↓
(すみません。島の塗りわけが大変なのでしませんでした・・)
ま、こういう風にきれいに分けましょう。今の地域を基準に。っていうのが多くの人の頭の中にある発想だろう。で、国と道州の役割もきれいに分担して。という。
まーー、そっちのほうがすっきりするし効率的かもしれない。
でも、どの県がどの州に入るかなんてきっとおおもめになるだろうし、大変なことになりそうだ。誰が決めるんだろう。道州制反対派もいるだろうし。
だったら、そうじゃなくて、これでもいいんじゃない?と僕は思うんだけど。↓
見てもらえればわかるけど、飛び地もあり、二つの県だけがくっついたのもあれば超でかいのもアリって感じ。
奈良県は北陸とくっついてもらった。笑
そのココロは?
①最適な大きさが何かなんて誰にもわからない。まして国にはわからない。企業だってでかけりゃいいってもんでもない。小さい国でうまくいっている国もある。
もちろん、道州制の主旨の一つは広域化して行政コストを減らそうというものなんだろうけど。でかすぎたら小回りが利かなくなって地方分権のいい面が発揮できない可能性も高くなるだろう。だって、近畿だけでもかなりの経済規模。国でいったらオランダとかに相当するくらいでかいらしいし・・・。
だったら、各広域自治体がくっつきたいとことくっつけばいい。くっつきたくないなら、オレはくっつかん。独立してやるといえばいいわけだ。日本の中にシンガポールでも香港でもアイスランドでもオランダでも韓国でも好きな形を目指せばいいわけだ。
②もちろん、県同士でくっつくのが基本として、この際、今まで所属していた県はいやだと市町村がおれは隣の州に入るというのもありにしちゃえばいい。
そんなことして飛び地ができまくったら?というかもしれないけど、飛び地って当然、行政コストとかいろいろ考えたら不利だろう。じゃあ、自然と境にあるどっちでも入れる市町村にのみそういう行動にでるんじゃないだろうか?受け入れる側だって飛び地がたくさんできたらめんどくさいだろうし。
そして、基本的に今後は財源は各地域で自分達の税収をもとにやってもらえばいい。最低限の年金とかだけ国が管理すればいい。ま、多少は所得の再配分も必要かもしれないから、人口と面積に基づいて若干の国の税収を再配分すればいい。
しかし、どっちにしても道州制やりますといって中央主導できれいに区分けする必要なんてないわけだ。くっつきたい人とくっつけばいいし、くっつきたくない県は単独でやればいい。自然と最適な形が出来上がるかもしれないし、やてみてダメならまた組み替えてもいいわけだし。単にそれだけのことだと思ったりもする。
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