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前回の記事
配列の威力(面倒くさいという感覚と楽だという感覚)
で、配列を使うとプログラムが非常に短かくなり楽になるということをお話ししました。
今回は配列の基礎についてお話ししたいと思います。
配列とは、複数のデータを1つの変数名で管理したいときに用いるものと考えてください。
例えば、
生徒が10人いるとして、その成績を管理したい場合には配列をもちいることができます。
この場合、
複数のデータ・・・生徒10人の各々の成績
変数名・・・・・・seiseki
とすることができます。
配列も変数なので、宣言をする必要があります。
上記の例だと、以下のように宣言できます。
int seiseki[10];
変数名の後に、大括弧[ ] を書き、その中に、いくつ分のデータを確保したいかの数字を記載します。
今回の例ならば、生徒10人分の成績データを確保したいので、大括弧の中に10と書いていますね。
次に、配列に値を入れる方法について述べますね。
これには、二通りあります。
1) 宣言時に値を入れる
int seiseki[10] = { 80, 90, 100, 78, 55, 99, 100, 84, 88, 91};
上記のように、中括弧{ }を用いて、その中に10人分の成績を記載します。
2) プログラム中で一つ一つ変数の値を入れる
seiseki[0] = 80;
seiseki[1] = 90;
seiseki[2] = 100;
seiseki[3] = 78;
seiseki[4] = 55;
seiseki[5] = 99;
seiseki[6] = 100;
seiseki[7] = 84;
seiseki[8] = 89;
seiseki[9] = 91;
上記のように、大括弧[ ]の中の番号を指定して、各データを代入していきます。
例えば、1番目の生徒の成績80点を登録したい場合は、
seiseki[0] = 80;
とします。
2番目の生徒90点を登録したい場合は、
seiseki[1] = 90;
のように記載していきます。
ここで注意点としては、
配列の宣言時は、大括弧[ ] の数字はそのデータの最大個数になる。
一方、変数の値を入れるときは、大括弧[ ]の数字は0から始まるということです。
そのため、
1番目の生徒の場合は、大括弧[ ]の中の数字は0になっていますね。
2番目の生徒の場合は、大括弧[ ]の中の数字は1になっていますね。
ここは、よく間違うので注意してくださいね。
そして最後に、配列のデータを使うには、大括弧[ ]の中の番号を指定してその値を使います。
たとえば、10番目の生徒の成績データを表示したい場合は、
printf(“No10 student =%d”, seiseki[9]);
のようにします。
この場合も、大括弧[ ]の中の数字は0から始まると覚えておいてくださいね。
だから、10番目の生徒の場合は、大括弧[ ]の数字は9を指定していますね。
今回は、配列の基礎についてお話ししました。
大きく分けると、3つのポイントがあって、
1: 配列の宣言の仕方
2: 配列への値代入の仕方
3: 配列の値を使う方法
について述べました。