日立丸ノコ修理 ③ | Engineer’s Laboratory

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日立の丸ノコが動かなくなり、現在点検中です。

前回までの点検箇所からは大きな問題は見られませんでした。

今回はモーターのコアの軸受ベアリングを点検します。

ケースを半分に割りたいので、固定しているネジを緩めます。

よく見るとどのボルトか分かると思います。

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の3本を抜くと

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パカッと割れます。

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軸に付いているベアリングは問題なさそうです。

ということはこの軸の反対側にあるベアリングがダメになってる可能性が高いですね。

コアを抜く場合はひっくり返してテーブルにコンコンと叩きつけるとコアが抜けますが、その際はケースを痛めないように木製のテーブルや敷板をすることと、力加減も調整しましょう。

コアは鉄の塊なので重いですし、変形すると使えなくなるので落とさないようにしましょう。

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はい、出ました。

左側のベアリングは全く回りませんでした。犯人はこいつです。

取りあえずベアリングを新調しますが、手持ち在庫なんてないですのでネットで注文です。

必要なものはベアリングのサイドにある刻印です。

壊れたベアリングだけ交換すれば動きますが、他のベアリングも多少の劣化が認められます。

1個だけ新品にしても他のベアリングにカガタがあれば、高回転で回り、負荷を掛けるとその影響で至る所に負荷が掛かり、摩耗や故障の原因になります。

その為、私は全交換をするようにしています。

特にベアリングなんて高いものじゃないので、手間を考えるとやっておく方が無難だと思います。

ベアリングの交換に必要な工具はこちら

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『プーリー抜き』とか『プーラー』と呼ばれる工具です。

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こんな感じで使います。

真ん中の軸を回すとネジの要領で押し込み、ベアリングを引き抜くことが出来ます。

他にもツメが引っかかる隙間が無い場合はベアリングセパレータを使います。


外したベアリングですが、NSKの刻印があります。

NSKは日本精工です。

日本では業界最大手。世界でも2番手の様です。

他にも国内メーカーではNTNやKoyoなどがありますね。

ベアリングは日本製に限ります。質が違いますから。

注文いn必要な刻印ですが、数字とアルファベットで表記されています。

ここでは一般的な知識だけご紹介致します。

今回故障していたベアリングの型番は『608Z』というベアリングでした。

前半の数字3~4桁がサイズなどを表しています。

後半のアルファベットがそれ以外の仕様を表しています。

特にシールのことが記載せていて、『Z』というのは金属のシールがされています。

『Z』は金属製のシールが片側に付いているということです。

しかし、実物は両側にシールがありました。

ということはそのままの型番じゃダメということです。

シールが無ければ中のグリスが抜け落ちるのが早く、ゴミの侵入もあり、寿命が短くなります。

こういう場合は『両Zにしましょう!』

両側に金属シール付いた仕様の型番は『608ZZ』です。

単純にZが1個で片側、2個で両側というシンプルなものです。

これを覚えておけばエンジニアの知識としては役に立つはずです。

因みにシールには防塵、防止性の良い『接触式』や抵抗の少ない『非接触式』、金属以外にもゴム系が有ったりします。

そこまでは今回書きませんが覚えておくといいでしょう。

そうそう、ベアリングは精密部品なので、ゴミ、衝撃を与えないようにしましょうね。


注文したベアリングが届き次第組み立てて完成ですね。



今日は25日、Yahoo!で買い物する日ですね。