作業環境測定士 試験について | Engineer’s Laboratory

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今年は資格関係の取得に力を入れており、特別教育や技能講習を受けてます。

そんな中、会社から資格を取得しないか?との話がやってきた。

その資格は作業環境測定士。

労働者の作業環境が人体に悪影響を及ぼすような有害な作業があります。

その作業場の状態を調べる為の資格、これは国家資格の中でも結構上位の資格みたいですね。

これには第1種と第2種があります。



 受験資格

この資格は誰でも受けられる訳じゃないらしく、一定の条件をクリアしなければなりません。

私の場合、大学又は高専の理系卒で1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの、っという条件を満たしている。



 科目免除

まずは科目について説明ですが、第1種と第2種の違いだが、第2種は共通の科目が4科目あり、更に選択科目を追加したのが第1種である。

共通科目には
 「労働衛生一般」
 「労働衛生関係法令」
 「作業環境について行うデザイン・サンプリング」
 「作業環境について行う分析に関する概論」
の4科目です。

これには科目合格があり、合格から2年間有効です。

第1種の選択科目には
 「有機溶剤」
 「鉱物性粉じん」
 「特定化学物質」
 「金属類」
 「放射性物質」
の5科目がある。

これはそれぞれの職種で必要な科目を取得するというものだ。



学歴、資格、講習、実務経験などで、各科目の免除がある。

その組み合わせでは全学科が免除になる場合もある。

私の場合、第一種衛生管理者として5年以上の実務経験がある。

そして試験免除講習を受けることで「衛生一般」と「関係法令」の2科目が免除出来るのだ。

この講習というのは、厚労相が登録した団体が実施する特別なものである。

これを調べると年に数回しか行われていないようだ。

これを受けることで、4科目のうち2科目免除となり、試験勉強も楽になるし、合格率も上がるだろう。

ってことでこれは受けるべきだと思う。

 
 国家試験

条件を満たした人しか受けられない国家試験だ。

実はその会場も少ない。各地方に8カ所である。

そして2種の試験は1日、1種はもう1日あるらしい。

それを聞いただけでぞっとする。

1種は1回/年(8月)、2種は2回/年(2・8月)の試験が有るようだ。



 登録講習

この資格は試験に合格して終わりじゃないんです。

合格後に登録の為の講習があり、学科と実技それぞれ終了試験がある。

これにも合格し無ければ免状が交付されないらしい。

その講習をやっている機関は少なく、いつでも簡単に取れるって訳じゃないらしい。

会社がお金出してくれるからいいのだが、登録講習だけで10万くらい掛かる。

3日間あるので、交通費、宿泊費を考えるとかなりの費用だ。



 登録

登録講習が終わればやっと作業環境測定士として登録出来ます。

が、タダじゃないです。

しかも結構掛かります。

手数料2万円。登録税1万5千円(1種は3万円)・・・。

マジですか?



講習と手数料などを計算すると15万8千円ですわ。

テキスト代や交通費、宿泊費、食事代などを考慮すると25万くらい掛かるようだ。

これを個人で支払うとなればかなりの負担ですね。

資格手当が5千円/月としても年間で6万円、4年以上勤務し無ければ元が取れませんね。

会社が取れと言ってくれて有難い気がします。



資格マニアの方は欲しくても受験資格が無かったりするので非常に取りづらい資格みたいです。

衛生管理者の資格も会社が実務経験の証明をしたから取得出来ました。

自分のスキルアップの為に翌年2月の第2種作業環境測定士試験で合格を目指そうと思う次第である。

自分の為でもあるが、家族の為、子供の為に日々努力し無ければならないと思っています。

努力もなく、毎日ダラダラ過ごしているだけでは人生もったいないと思います。

子供達が私のことをどう思って大きくなるか分からないが、やはり自分の姿をお手本にしてもらえたらと思うのだ。

私は地位や名誉やお金ではなく、努力すること、自分自身が成長すること、出来ないことを出来るようにすること、新しいことに挑戦すること、こういうものが大事だと考えています。


会社へは取得する意志を伝えているので、登録までの内容もブログで紹介したいと思います。