足場の組立て等の業務に係る特別教育 | Engineer’s Laboratory

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今年の資格取得の第2段です。

資格って言っても特別教育なので、試験も何もないただの講習ですけどね。


何故この資格を取ったのかと言うと、私が主とする電気関係の仕事の中には照明や消火設備が含まれています。

それらの多くは天井などの高所に設置されている場合が多く、建屋の新設の場合は高所作業車が搬入出来、作業可能だが、工場が稼働を始めると、様々な設備が搬入され、設置することで、高所作業車が入れない、届かないという状況が発生します。

そこで足場を組んで作業することがあります。

この足場は業者に頼めば組んでくれますが、30分程の作業の為に数万円掛かる。場所が何カ所も分かれていると、その解体、組み立てで費用は倍増してしまう。

非常に段取りも悪くなり、作業は思ったように進みません。

そこで、社内で足場を組めば好きな時に好きなように作業出来るってことです。

資格が無ければ足場のレンタルも出来ませんからね。



この足場組立の特別教育は比較的新しい資格です。

足場なんて昔からあるのに新しく施行されたってことは災害が多いってことです。

平成27年7月1日からこの資格が無ければ足場組立、解体の作業はやってはいけないということになっています。

講習内容なんて書いても仕方ないので、何が危険で、どうして講習が必要かってことをまとめましょう。

理由は簡単。高所作業だからです。

決められたルールを守らないからです。

足場は、足場を組む作業者だけでなく、その後の建設や塗装、電気工事をする業者が使うからです。

使う側の人間にしてみれば足場が組まれていれば安心して作業ができる。

でも、一部の手すりが外されていたり、ちゃんと取付されていなければ、誤って転落することもあります。

更には、組み立てや解体作業中に資材を落としてしまい、下で作業している人や通行人に直撃し、命を落とすなんてこともあります。

その危険性を再認識させる為にこの講習が追加されたということです。

労働災害の中で、転落は非常に多いです。

安全帯の着用は当たり前ですが、今はフルハーネス型を推奨してます。

でも、私は腰ベルトタイプを使っています。
その理由は安全帯に腰道具をぶら下げているから・・・。

そして使用頻度が少ないことも理由の一つです。1回/月も使うかな?ってな感じです。

普段の業務では高所作業はあまりないので、安全帯を使う状況も少なく、どちらかと言えば腰道具の一部という感じになってます。


でもフルハーネス型が良いのは言うまでもありません。

落下した場合、体への負担が全く違いますからね。

腰ベルトは腰に負担が集中するので、体重が重いと負担も倍増します。

さらに、ベルトの付か方を間違えると腰の骨が折れて、車いす生活になる事もありますし、圧迫で内蔵破裂という事も・・・。

ベルトの締め方が弱い場合、身体がベルトをすり抜け、ベルトだけがぶら下がり、人間は地球へ

もう一つは安全帯を掛ける場所は高い位置にしましょう。

高い位置の方が、落下の衝撃が少ないですから。

私は第一種衛生管理者の資格も取得しており、その業務の関係で災害の防止ということも業務の一つになっています。

悲惨な災害はいつ起こるか分かりません、しかし、どういう人が災害に遭うのか?どういう時に遭うのか?これはある程度決まっています。

まずは日頃から注意力が足りない人です。

集中力がなく、ぼーっとしててうっかりとか、これぐらい大丈夫だろうという甘い考えだとか、自分は大丈夫という過信もそうです。
また、作業が雑な人も災害に遭う確率は高いです。というより、経験上雑な人は怪我してます。

次に、日頃は慎重な人が災害に遭う場合は、突発でトラブルが発生していたり、時間に追われていたり、といういつもと違う状況が発生した場合です。
一種のパニック状態で、危険を察知する能力が低下してしまい、災害が発生してしまうことがあります。

まずは、危険予知の能力を身に付けることです。

これは日頃のKYTの訓練で見に付けるしかありません。

何度も繰り返すしか方法はないと思ってください。

中には、一度聞けば実践できる人も居ますが、これはそういう能力に長けている人です。

また、いつもと違うような状況になった場合は一度落ち着いて考えてから行動することです。

しかし、パニックになってしまうとどうしようもないので、周りの人が声をかけ合い、危険作業をしないよう相互に注意することです。


難しいことなのですが、常に自分を客観的に見れる人が優れていると言えます。

作業をしながら、自分の周りにどんな危険があるのか?
この作業は危なくないか?この先どうなるのか?それを冷静に感じ取り、次の行動に反映させることが出来れば一番良いと感じて居ります。

こういう人は仕事が出来る人ですね。

仕事中の災害だけでなく、車を運転している時なども同様に事故に遭います。

日頃から、危険予知を身に付けて、安全な仕事、日常生活を送りたいと思います。

会社では親入社員が入社し、学校には新1年生が入学する時期です。

一番注意が必要な時期だと思います。

みなさん無事故で。ご安全に。