世界中のソフトウェア開発エンジニアが使用してきた、最もシェアの高かった開発用ソフトウェアとして
Visual Studio
という製品があると思います。

少なくとも Windows系のシステム開発・アプリ開発・ゲーム開発においては長きにわたってトップシェアだったと思います。
「だった」という言い方をしたのは
、
その Visual Studio という製品のメジャーリリースは、昨年末くらいにリリースされた「Visual Studio 2026」が最後ではないか? という噂が、開発者のコミュニティの中で持ち上がっていたからです![]()
そのコミュニティの中での話をまとめると、2026版が最後になるであろう理由は2つ :
1つは、
これまでずっと、以下の表の通り Visual Studioは ほぼ2年おきにメジャーアップデートされてきたにもかかわらず、2022から2026は不自然に間が空いていたこと - これはもはや製造元のマイクロソフト社が、あまり力を入れていないことを暗示しているという見解です。
| 製品名 | リリース年 | 開発コード名 | 内部バージョン |
|---|---|---|---|
| Visual Studio 97 | 1997 | 5 | |
| Visual Studio 6.0 | 1998 | 6 | |
| Visual Studio .NET (2002) | 2002 | 7 | |
| Visual Studio .NET 2003 | 2003 | Everett | 7.1 |
| Visual Studio 2005 | 2005 | Whidbey | 8 |
| Visual Studio 2008 | 2008 | Orcas | 9 |
| Visual Studio 2010 | 2010 | Dev10 | 10 |
| Visual Studio 2012 | 2012 | Dev11 | 11 |
| Visual Studio 2013 | 2013 | Dev12 | 12 |
| Visual Studio 2015 | 2015 | Dev14 | 14 |
| Visual Studio 2017 | 2017 | Dev15 | 15 |
| Visual Studio 2019 | 2019 | Dev16 | 16 |
| Visual Studio 2022 | 2021 | Dev17 | 17 |
| Visual Studio 2026 | 2025 | Dev18 | 18 |
(※1998と2002も空いていますが、これはVisual Studio 2002 がほとんど別製品のように生まれ変わったこと、製品規模が数倍に膨れ上がったこと、.NETという全く新しいプラットフォームを同時に開発していたはずであることから、おそらく単純に開発に時間がかかっていたものと思われます)
もう1つは、
以前はVisual Studioシリーズは世界中で爆発的に売れており、しかも製品価格が高価なものだったため、リリース元のマイクロソフト社にとってはいわゆる「金のなる木」の1つだったはずですが、
時代は変わり、無料ながらVisual Studioとそん色ない機能を搭載した開発用ソフトウェアが多数登場し、
今や Visual Studio自体も、基本的に「タダ」になってしまったことです![]()
(以前は定価10万円くらいだった Visual Studioのプロ版が、今や同等の機能を持つコミュニティ版が無料になったことで、一般ユーザーには「フリーソフト」になってしまいました
)
その2つの理由から、巷の予想ではもうVisual Studioは実質開発終了、メジャーアップデートも2026で打ち止め、とささやかれてしまっていたのだと思われます![]()
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・・これは、私個人的にはとっても寂しい噂でした![]()
というのは、私の社会人人生は、ほぼこのVisual Studioシリーズとともにあったからです![]()
私の本格的な社会人デビューは、プログラミング技術を教える 専門学校の教師 でしたが、
最初のボーナスで購入したのが、「Microsoft C コンパイラ ver 5.1 」という製品でした。

まだ Windowsが存在しない時代でしたので「Visual ナントカ」という製品名にはなっていませんでしたが(Visualシリーズは基本的にWindows用のソフトを作る製品群の名前でした)、
その「Microsoft C コンパイラ」は、のちに「Visual C++ Ver 1.0」というWindows アプリ開発用の製品へとつながるものでした。
その、初ボーナスで購入した製品は、定価が10万円と、![]()
とても新社会人の安月給で買えるものではありませんでしたが![]()
職場の近くのPCショップで 6万円ほどで売られており、
「6万円貯めて絶対に買うんだ!」と思いながら毎日のように見ていました![]()

もっとも職場にも「Turbo C」というC言語の開発環境の製品があったのですが、
当時の私はどうしても そのマイクロソフト社製のC コンパイラが欲しかったのです。
なぜなら、そのC コンパイラだけが、「MS-OS/2」というOS(たぶん誰も知らないか覚えていない
)上で動くソフトを作ることができたからです。
当時、まだPCでは、MS-DOSというOSが主流で、一度に動作させることができるアプリは1つだけという仕様でしたが、
その OS/2 は、マルチタスク(複数のアプリを同時に実行できる)に対応しており
、
当時の私は、そのマルチタスクに魅せられており、どうしてもそれを使ってPCの新しい未来を描いてみたかったのでした。。
・・あれからもう30年近くの年月が流れ、
気づいてみれば、それ以降のすべてのバージョンのC/C++/C#コンパイラ製品を使ってきました![]()
もちろん今も、この家庭用PCにも Visual Studio 2026が入っています。

ということで、このVisual Studio 2026が最後かあ。。と思っていたのですが、
上記のうわさはどうやらただの憶測、真実とは違っていたようです![]()
以下の公式情報によれば、
https://learn.microsoft.com/en-us/visualstudio/releases/2026/release-rhythm (英語)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/releases/2026/release-rhythm (日本語)
Visual Studioシリーズはむしろリリースサイクルを早くして、毎年のようにメジャーアップデートしていくらしいです![]()
それはそれで、こちらも新バージョンに対応していかなければならないので手間が増えるのですが。。![]()
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まあでも、思い入れのある製品が今後も成長し続けるというなら歓迎したいですね![]()