Visual Studio という製品の未来 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

世界中のソフトウェア開発エンジニアが使用してきた、最もシェアの高かった開発用ソフトウェアとして

Visual Studio

という製品があると思います。


少なくとも Windows系のシステム開発・アプリ開発・ゲーム開発においては長きにわたってトップシェアだったと思います。

「だった」という言い方をしたのは_、

その Visual Studio という製品のメジャーリリースは、昨年末くらいにリリースされた「Visual Studio 2026」が最後ではないか? という噂が、開発者のコミュニティの中で持ち上がっていたからですOMG

そのコミュニティの中での話をまとめると、2026版が最後になるであろう理由は2つ :

1つは、
これまでずっと、以下の表の通り Visual Studioは ほぼ2年おきにメジャーアップデートされてきたにもかかわらず、2022から2026は不自然に間が空いていたこと - これはもはや製造元のマイクロソフト社が、あまり力を入れていないことを暗示しているという見解です。

製品名 リリース年 開発コード名 内部バージョン
Visual Studio 97 1997   5
Visual Studio 6.0 1998   6
Visual Studio .NET (2002) 2002   7
Visual Studio .NET 2003 2003 Everett 7.1
Visual Studio 2005 2005 Whidbey 8
Visual Studio 2008 2008 Orcas 9
Visual Studio 2010 2010 Dev10 10
Visual Studio 2012 2012 Dev11 11
Visual Studio 2013 2013 Dev12 12
Visual Studio 2015 2015 Dev14 14
Visual Studio 2017 2017 Dev15 15
Visual Studio 2019 2019 Dev16 16
Visual Studio 2022 2021 Dev17 17
Visual Studio 2026 2025 Dev18 18


(※1998と2002も空いていますが、これはVisual Studio 2002 がほとんど別製品のように生まれ変わったこと、製品規模が数倍に膨れ上がったこと、.NETという全く新しいプラットフォームを同時に開発していたはずであることから、おそらく単純に開発に時間がかかっていたものと思われます)


もう1つは、
以前はVisual Studioシリーズは世界中で爆発的に売れており、しかも製品価格が高価なものだったため、リリース元のマイクロソフト社にとってはいわゆる「金のなる木」の1つだったはずですが、

時代は変わり、無料ながらVisual Studioとそん色ない機能を搭載した開発用ソフトウェアが多数登場し、

今や Visual Studio自体も、基本的に「タダ」になってしまったことです_
(以前は定価10万円くらいだった Visual Studioのプロ版が、今や同等の機能を持つコミュニティ版が無料になったことで、一般ユーザーには「フリーソフト」になってしまいましたlaugh)

その2つの理由から、巷の予想ではもうVisual Studioは実質開発終了、メジャーアップデートも2026で打ち止め、とささやかれてしまっていたのだと思われます__


・・これは、私個人的にはとっても寂しい噂でしたOMG

というのは、私の社会人人生は、ほぼこのVisual Studioシリーズとともにあったからです_

私の本格的な社会人デビューは、プログラミング技術を教える 専門学校の教師 でしたが、

最初のボーナスで購入したのが、「Microsoft C コンパイラ ver 5.1 」という製品でした。


まだ Windowsが存在しない時代でしたので「Visual ナントカ」という製品名にはなっていませんでしたが(Visualシリーズは基本的にWindows用のソフトを作る製品群の名前でした)、

その「Microsoft C コンパイラ」は、のちに「Visual C++ Ver 1.0」というWindows アプリ開発用の製品へとつながるものでした。

その、初ボーナスで購入した製品は、定価が10万円と、Surprise

とても新社会人の安月給で買えるものではありませんでしたが_

職場の近くのPCショップで 6万円ほどで売られており、

「6万円貯めて絶対に買うんだ!」と思いながら毎日のように見ていました_

 

もっとも職場にも「Turbo C」というC言語の開発環境の製品があったのですが、

当時の私はどうしても そのマイクロソフト社製のC コンパイラが欲しかったのです。

なぜなら、そのC コンパイラだけが、「MS-OS/2」というOS(たぶん誰も知らないか覚えていない_)上で動くソフトを作ることができたからです。

当時、まだPCでは、MS-DOSというOSが主流で、一度に動作させることができるアプリは1つだけという仕様でしたが、

その OS/2 は、マルチタスク(複数のアプリを同時に実行できる)に対応しておりSurprise、

当時の私は、そのマルチタスクに魅せられており、どうしてもそれを使ってPCの新しい未来を描いてみたかったのでした。。


・・あれからもう30年近くの年月が流れ、

気づいてみれば、それ以降のすべてのバージョンのC/C++/C#コンパイラ製品を使ってきましたlaugh

もちろん今も、この家庭用PCにも Visual Studio 2026が入っています。


ということで、このVisual Studio 2026が最後かあ。。と思っていたのですが、

上記のうわさはどうやらただの憶測、真実とは違っていたようです_

以下の公式情報によれば、

https://learn.microsoft.com/en-us/visualstudio/releases/2026/release-rhythm (英語)

https://learn.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/releases/2026/release-rhythm (日本語)

Visual Studioシリーズはむしろリリースサイクルを早くして、毎年のようにメジャーアップデートしていくらしいですSurprise

それはそれで、こちらも新バージョンに対応していかなければならないので手間が増えるのですが。。__

まあでも、思い入れのある製品が今後も成長し続けるというなら歓迎したいですねsmile