再び就職試験を受ける (後編) | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

この記事は、前回の「再び就職試験を受ける」の続編になります

入社試験の3次試験の連絡が来ました。以下はメール本文の一部です。


3次試験の内容は、なんと45分間の翻訳のテストだということですSurprise

そもそも、今回応募したポジションは、「翻訳のクオリティを管理する人」という感じの内容でして、

翻訳された技術ドキュメントをアメリカのゲーム開発者たちに高いクオリティで出すのがミッションなのですが、

実際に「翻訳」をする、いわゆるトランスレーター翻訳者)ではないため、そういった試験はないものと思っていました。

しかしながら、現実的には翻訳ができる人でなければ務まらない仕事だと思われ、そのような翻訳の試験があるのだと思います。


しかしこれは、私にはキツイ試験ですOMG

なぜなら、「翻訳」というのは特殊能力だからです。

多くの方が誤解されている真実として、「日本語と英語の両方が流暢に話せる」ということと「日本語と英語間の翻訳が素早くできる」ということは全く別のスキルですSurprise

基本的に日英バイリンガルは、「英語で話すときは脳内ではすべて英語で考え、日本語で話すときは脳内ではすべて日本語で考える」という振舞いをしていると言われています。私もそうです。

日本語と英語は、語彙が1:1に対応していない、かなり大きな差のある言語ですので、翻訳はかなりの特殊能力であり、日英のバイリンガルであっても、プロの翻訳者として通用するレベルの翻訳ができる人は少ないと思います。


それでも私は、(試験は翌日だったため24時間もありませんでしたが)何十問も模擬問題をAIに生成してもらって解いて解いて解きまくり、少なくとも「翻訳に慣れる」状態にはしておきました。

ただ、問題がどういう形式なのか? 英->日 なのか、日->英 なのか、両方なのか、分量はどのくらいか、辞書等を使っていいのか、全く情報はなく、リクルーターに質問しても教えてもらえず、不安をぬぐいきることはできませんでした。

そして当日の試験本番

問題の詳細は公開しかねますが、とりあえず、想像をはるかに越えた分量で、45分で私にどうにかできる量ではありませんでしたOMG

もうその状況だけで頭が真っ白になり、文章がそもそも頭に入ってこない状態・・

とりあえず全部手を付けなければ、と思いどれもこれも中途半端にやってしまい、とりあえず提出しましたが、

まあ、私が採用側の人間だったら100%落とすレベルの回答しか出せませんでしたOMG


翌日は土曜日だったのですが、どうしても自分自身でその提出した回答に納得できず

まあ見てはもらえないだろうとは思いましたが、もう一度、今度は時間を気にせず、じっくりと、翻訳された文章を読む側が分かりやすいことを意識して意訳(直訳ではなく、意味が伝わることを重視して意図的に原文とは違った訳し方をすること)をたくさんいれて、一応再提出しました。

・・まあ、悪あがきですよね_

数日後、結果を知らせる通知がきました。

結果は。。














まあ 思った通り、通りませんでしたOMG
 

当然の結果とはいえ、さすがに落ち込みました。

まあ、昨年のレイオフ通知の時に比べれば、少なくとも何も失っていませんし、仕事はまだある状態なので「生活の危機」に落ちたわけではありませんが、

夢破れた」という意味では、人生の中でもなかなか味わったことのない体験でした。


ただ一つ、反省点があります。

それは、(精神論ですみませんが心構えの問題です。

だいたい転職活動において「今の仕事が嫌だから変わりたいから」という理由でしている転職活動は結局上手くいかないと言われており、

一方、「今の仕事も決して悪いわけではないけれど、自分自身のステップアップのために、新しい体験のために、挑戦してみたい」という前向きな気持ちで行う転職活動は最終的にはいい結果を生むと言われています。

私は、正直に言えば今の仕事と立場をあまりいいとは思っておらず、会社のビルに自由に入館することさえできない状況の中で 全身全霊で仕事に取り組もうという姿勢ができていないと感じております_


つまり、今の仕事・会社から抜け出したいという思いを抱えながら、入社試験を受けてしまったのですOMG
我ながら、器が小さいです笑い泣き笑い泣き

そういう気持ちで行った転職活動は、上記の法則から、うまくいかなくて当然だったと思います。

・・せっかくいただいた、世界一と言えるゲーム会社で働くという夢を叶える大チャンスだったのに、自身のだらしない心構えにより ふいにしてしまった、というのが事実だと思いますOMG


また一方で、そのポジションに就けなかったのは実は正解だったのではないかという思いもあります。

日英の翻訳チェックを大量に行うことが仕事の中の大きな割合を占めるのであれば、

正直私には通用しなかった可能性が高いです。

翻訳の才能がない私が、変にそのポジションに就いてしまったら精神的に滅入ってしまって、それでも石にかじりついてでも結果を出すのが私の生き方ですからlaugh、無理して続けて病気になっていたかも知れません。

・・日英翻訳のプロとしてやってきた人たちを何人か知っていますが、今、心から彼女たちの能力・残してきた成果を尊敬していますsmile


したがって冷静に考えれば、今回のそのポジションではなく、別のロールでその会社に空きができたならば再度挑戦してみる、というのが最も良いように思います。

正直今はまだ、ダメだったショックが大きすぎて前向きになるのが難しいですが、

ここで諦めずに、気持ちを強く持って、踏ん張って、足りないスキルをもっと勉強して上を目指して、再度挑戦したいと思います。