次に個人購入するPCは、Copilot-PC(ネットに接続しなくてもAIを活用できるPC)にしようと思っています。
(※なお、Macは嫌いではありませんし 過去に3台ほど個人購入していますが、PowerShellスクリプト・秀丸エディタのマクロ・バッチファイルといったWindows完全依存の技術を使った自作アプリが多すぎて、少なくともメインPCのMac移行は相当ハードルが高いです。
ちなみにこのブログ記事も、秀丸エディタのマクロで自動整形しています)
しかし現在、Copilot-PC対応として発売されているPCにはあまり強い購買意欲をそそられていない というのが現状です
なぜ購入意欲をそそられないかと言いますと、最大の理由はCPUに魅力を感じないからだと思います。
あれこれ言ってもやっぱりインテル製のCPUが、互換性などの面で安心だと思っておりますが、
現在リリースされているインテル製CPUのメインストリームであるCore Ultraシリーズが、あまりパッとしないのです
とりあえず、Core Ultraシリーズには第一世代(型番が100番台)、第二世代(型番が200番台)があり、そして第三世代(型番が300番台)が現在開発中であることが発表されておりますが、
第一世代 - Copilot-PCに対応していない(AI用のチップであるNPUの性能が要件を満たしていない)
第二世代 - Copilot-PCには対応しているものの、コア数が減り、ハイパースレッディングに非対応となり、最大クロックも下がり、基本的な性能が下がってしまった
第三世代 - (リーク情報によれば)新しいアーキテクチャを採用するため、コア数を減らすのにこれまでより速くなるらしい。しかし高クロック化のため発熱量は増えるらしい
・・ということで、う~ん、たとえ第三世代まで待っても、正直あまり魅力を感じないのです
高クロック化で発熱量上昇って、25年くらい前にPentium4でインテルが失敗してしまった時と同じ失敗を繰り返そうとしているようにさえ見えてしまいます
(Pentium4の、特にPrescottと呼ばれる世代のものはアイドリング時でさえも70度に達することがある熱いCPUで、卵を上から落とせばジュワっと焼けるほどの熱さだったと言われています。私は卵を落としたことはありませんが、本当に試した人もいたようです)
もちろん、上記はリーク情報を元に記載しているだけですので、実際にはもっと素晴らしい、これまでよりパフォーマンスが高いのに発熱が少なくてもちろんCopilot-PCに対応するAI処理能力がある、というものになるのかも知れませんが。
なお、「そんなにAI処理をネットなしで使用することに固執しなくても、ChatGPTやGeminiなどのオンラインのAIサービスも十分に速いではないか」という意見もあるかも知れません。
もちろん、現在では通訳にオンラインのAIを使ってもリアルタイムの会話が成立するほどのパフォーマンスが出せる状況だとは思いますが、
何といっても個人情報をAIを使って処理させる際に、自分のPCの外に個人情報を出したくないわけですから、
オフラインで使えるAI、WindowsであればCopilot-PCには大いに意味があると思います。
「20年前に私が住んでいたアパートの住所ってなんだっけ?」という類の個人情報に関連する質問に即座に答えてくれるAIを、自分のPCの中に持ちたい ということですね。
確定申告の書類作成(個人情報満載)なんかも、オフラインでAIにやって欲しいですね。
とりあえず、今購入可能なノートPCで Copilot-PCに対応していてインテル製のCPUを搭載しているモデルで一番いいと思うのは、以下のASUS製マシンです
こちらは、16インチの大画面ながらタッチパネルのOLED(有機EL)でメモリ32GB、Wifi7対応、でも重さは1.78kgとサイズの割には軽めで(家の中の移動のみの前提)、現状私的には最強と言えるマシンです。
値段は、COSTCOで$1,349.99となっています(元サイト)
ただ、CPUがCore Ultra 7 258V というモデルですので、第二世代のCore Ultraシリーズであり、
コア数は4+4個、クロックは最大4.8GHz、GPUにコア8個の1.95GHzのものを搭載、NPUに48TOPSのものを搭載(詳細はインテルのサイト参照)
となっており、まあ「悪くはない」CPUではあるものの、最初に書いた通り「購買意欲をそそられる、欲しくてワクワクする」という感じではないのです。
ある程度の高額なものを購入するときは、(それを購入しなければならない事情がある場合を除いて)欲しくて欲しくてたまらない、寝ても覚めてもその商品が頭の中を駆け巡る、みたいな気持ちが長期間続く場合にのみ 購入したいですよね。。
ううむ、Copilot-PCについては もう少し様子を見ないと購入には踏み切れなさそうです。。