組織再編成の決着 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

半年程続いていた、Re-org(組織再編成)の決着が ついにつきました。smile
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もちろんその新体制が未来永光続くわけではなく、また突然別のRe-orgやLayoff騒ぎがすぐに沸き起こる可能性は否定できませんが_

今回のRe-orgの焦点は、簡単に言えば2つの部門の統合 - それぞれの部門はこれまで 異なる製品群に対して同じような類の成果物を出してきていたのですが、

だったら統合して、全部の製品群を同じプロセスでやればいいではないか、という発想から始まったものでした。

もともとうちの会社は規模が大きすぎるため、部門が違えば ほとんど別会社のようなもので、文化が違っていたり、使っているツール群が違っていたりと違うことだらけでして_

当然、今回統合の対象になっていた2つの部門(ここでは部門A部門B と仮に呼びます)では、使っているツールやプロセスが全く別物となっていました。

なので、統合するためには、1)部門Aがやっていたプロセスを継続・拡大することにして、部門Bがそれを受け入れるにするか、

2)逆に部門Bのプロセスを継続・拡大して、部門Aがそれを受け入れるにするか、

3)あるいは全部振り出しに戻して、ツールやプロセスも新規に1から作り直す

3つの方向性が考えられました。

ただし、3)はまずあり得ないと思っていました。しがらみこそ残りませんが、あまりにも無駄が多く、コストが高いからです。


また、チームのメンバー、いわゆる同僚がガラリと変わってしまう可能性への懸念もありましたOMG

もちろん、人生とは結局のところ変化の連続であり、古いものに固執していると多くの場合破滅が待っているわけですが、

今の私の所属しているチームに関しては、私はまだ全然あの天才的同僚たちから学びきれておらず上司のコーチングからフルに学んでいる最中ですので、できればチーム解体は避けてほしいと思っておりました。


で、今日発表された新体制は。。。

















基本、我々の部門で採用していたツールやプロセスが採用され、我々のチームと姉妹チームのメンバー構成はほぼ変更なし、ということになりましたsmile

一方で統合された形になった方の部門の方々は、ほとんど原形をとどめないほどの再構成となり、これまでマネージャーだった人がマネージャーではなくなったり、エンジニアだった人がPMになったりと、とても大きな変化となりましたSurprise

ただし、我々も、課長以下は変化がなかったものの、部長が変わりましたSurprise

とりあえず その我々の新しい部長は、私としてはよく知っている人でした。

20年ほど前に初めてアメリカで仕事をしていた頃 同僚だった方で、私より一年くらい後にアイルランドからアメリカにRelocationされてきた方です。

彼女は当時は私と同じような立場の1人のエンジニアだったので、結構一緒に仕事をする機会も多かったのですが、

3年くらいで課長クラスのマネージャーになり、その後部長になり、さらに部長レベルの部下を持つ専務クラスにまで登り詰めた凄い方です。

・・彼女がマネージャーになった頃には 私はすでに日本に帰っていたので、彼女のマネージャーとしての手腕を直接拝むことはできませんでしたが、

かなりしっかりしたマネージメントをされると聞いています。

なので、彼女が我々の部長になったことは、大変喜ばしいことだと思っています。smile

もっとも、もう同じような立場ではないので、20年前のようにワールドカップのサッカーの話で盛り上がったり(彼女はアイルランドから来た方ではありますが、生まれ育ちはブラジル人なので、ブラジルのサッカーを誇りに思っていらっしゃいましたsmile)はもうできないと思っていますが_


とにかく、今回発表された新組織体制は、有難いことに結果的には私にとっては ほぼ最高の形になったと感じています。

上司も、部長も、姉妹チームの上司たちも皆心から信頼できる素晴らしい方々ばかりなので、

なんとかこの組織に貢献できるよう、集中力を高めて、自分に出せる最高のパフォーマンスを常に出せるようにしつつ、さらに学習を続けて自身の限界性能を上げられるように努めたいと思います。


そんなことを言っていたら、数週間後にこの組織の副社長配下全員Layoffになったりする可能性もあり得るので、楽観的にはなれませんけども_