アメリカのスクールバスは、アメリカの道路ではPolice carに次いで強力な存在だと思います![]()
何と言っても、児童がスクールバスの乗り降りをしている間は、同じ車線の車が停車して待たなければならないのはもちろん、片側二車線の道路の反対車線の車であっても止まって待たなければなりません。

しかも近年中に、各バスにカメラを取り付け、違反したすべての車のナンバーを自動的に撮影して後で罰金が請求されるようになるそうですので、もはや誰もスクールバスには逆らえません![]()
とにかく児童の安全ということに関して徹底している風潮があると思います。![]()
さて、そのスクールバスですが、以下のようなタイプの車両もよく走っているのですが、

私は前から、その後方が長すぎることが気になっていました![]()
・・後輪より後ろ側が長すぎませんか?
なんか後ろ側に重心が偏ると車体が折れそう・・(そんなことはあり得ませんが)
以下の写真の方がわかりやすいかも知れませんが、なんというか、後ろの部分だけ後から延長したように見えるほど不自然な気がします。

だいたい、車高が高すぎると思いますし、これでは後ろの非常用のドアから小柄な子供は下りられないような。。
(おそらく簡易階段みたいなものが出てくる仕組みなのでしょうか)
なぜこのようなデザインなのか?前から気になっていたのでCopilot に聞いてみたところ、以下のような理由で意図的に後部を長くしているということでした![]()
後方の安全エリア: スクールバスの後部が長いことで、万が一の衝突時に乗客が受ける衝撃を軽減する設計となっています。これにより、生徒の安全が確保されやすくなります。
荷物や備品の収納: 多くのスクールバスは、学生の荷物や備品を収容するスペースも確保しています。後部に収納スペースを設けることで、座席スペースを最大限に確保できます。
バランスと安定性: バス全体のバランスと安定性を保つために、車体の後部が長く設計されています。これにより、バスが安定して走行できるようになります。
・・本当にこのデザインが安全なのか? 外輪差とか大丈夫なのか? などと思ってしまいますが
、確かに衝突時の衝撃は後輪より後ろ側の座席の方が比較的少ないかも知れません。
とにかく、日本の安全確保システムと比べて大雑把な印象を受けやすいアメリカの安全対応ですが、
スクールバスの乗降時の強制ルールといい、安全重視の車体デザインといい、アメリカのスクールバスの安全に対する徹底度はかなり高いものであると考えられると思います。