うちの子が突然 日本の着物を着てみたいと言い出したので、
シアトルに一時的に開かれているという着物・古典美術品を扱っている店に行ってみることに。
一時的な店舗とはいえ、私はてっきり普通の貸店舗のようなところで 普通に営業されているものと思ったのですが、
現地に行ってみると、そこは赤レンガ倉庫でした
倉庫の中に商品を並べて、店舗代わりにして営業するというスタイルで開かれていたのでした。
なお、「着物や日本の美術品の店」ということで 日本人がゴロゴロいるイメージを浮かべていましたが、
まあよくあることではありますが 基本的に日本人はほとんどいなくて、単に日本文化に興味のあるアメリカ人を相手にした商売として展開されておりました
スタッフの中に 日本人らしき女性がいましたが、我々が質問したところすべて英語で案内され、結局「日本の雰囲気を味わう」という機会にはなりませんでした。
しかし、実際に売られていたものは まがい物ではない 本物の日本の着物や美術品でした。
この引き出し棚など、おそらく100年以上前に日本で使われていたものだと思われます。
いったいなぜ、このようなものが今ここにあるのか、どういう経緯で運ばれてきたのか、まったく分かりませんが、
これ以外にもこういった類の商品は沢山ありました。
(どういう人がこれを買ったのか、ちょっと興味深いかもですね まあでも購入されたのはたぶん日本人ではないと思います)
なお、こんなものまで売られていました。
その状態から、かなり古いものであることは間違いないようでしたが、それでもおそらく明治時代以降に装飾用に作られたものではないかと思われます。
江戸時代以前に武士が使っていたものとはさすがに思えません
さて、お目当てだった着物の方ですが、結局、男性向けの着物があまりなく、ましてや小柄なうちの子に合うものはなく、結局着物を入手することはできませんでした
ただ、それでも我々は帰りにKinokuniya (紀伊国屋書店)に立ち寄り、日本から輸入された以下のようなシャープペンシルを購入したのですが、
これ、凄いですね
普通、シャープペンシルの芯というのは書いているうちに斜めに減っていくため、線が太くなってしまうと思いますが、
これは自動的に芯の部分が回転して、その芯が斜めに減ってしまう現象を防いでくれるのです
また、うちの子は以下のような「芯が折れない」シャープペンシルを買ったのですが、
(すみません、本体を取り出して本人が持って行った後に撮影しました)
こちらも、芯がほとんど先端から出ていない状態のまま長く書き続けられる、先端部分が自動的にダイナミックに動く機構を採用しているという超素晴らしい一品でした。
アメリカにも もちろんシャープペンシルを含む数々のMade in USAの文房具が売られていますが、
上記のシャープペンシルのような素晴らしい製品は見たことがありません。
こういうところが、日本が世界に誇れる部分だと思います。
・・着物は買えませんでしたが、この日本の良さがにじみ出ているシャープペンシルを買えたから良し、としたいと思います
(※ただし お値段の方はどちらも税抜き10.95ドルですので、日本円で軽く1500円以上になると思います。たかがシャーペンごときに1500円。。と一瞬思ってしまいがちですが、これを手に入れたおかげで字を沢山書きたくなり、脳の刺激や勉強のモチベーションアップにつながっているので、値段以上に価値のある買い物だったと思っています
。)