現在、会社で「この半年間の仕事の成果」をドキュメントにまとめて上司に提出する時期なのですが、
今回は 専務が新しい人に変わったということが影響してか、新しいことを要求されています。
それは。。
「Submit your baseball card as well. (ベースボールカードをあわせて提出すること)」
ということです
は?
ベースボールカード??
・・ミーティングでその話を聞いた私は、聞き間違えたのだと思いました。
ちなみにベースボールカードとは、
日本では確か、何かのお菓子のおまけとしてついてきたような気がしますが、
野球選手の写真と、一目でわかるように要約されたその選手の戦績や能力を一枚のカードに凝縮したものだと思います。
表はこんな感じ(マリナーズにいた頃の菊池投手のカード ー これはT-Mobile Park 球場でうちの子が係の人からもらったものです)で、
裏はこんな感じです。日本の西武にいた時の成績も記載されていますね
ちなみに、好きな選手のカードをゲットするために、カードを大人買いする人もいます。
そのあたりの感覚は、日本と同じだと思います
さて、話を戻してうちのチームで要求されている「Your baseball card」ですが、これは聞き間違いではなく、
要するに ベースボールカードのコンセプトと同様に、我々一人一人の特徴が一瞬で把握できるように、
カード(と言っていますが実際には一枚のスライド)を作って、
部下の総数が数百人にもなる我々のジェネラルマネージャーも そのカードを使って、一人一人の評価に参加できるようにする、ということでした
まあ、我々下々としては、ただでさえ評価用のドキュメントを書くのが大変なのに、加えてそのようなスライドまで作らなければならないなんて、面倒くさい。。
と感じがちなところですが、
私は 我々のジェネラルマネージャーのこの姿勢に感銘を受けています。
おそらく普通のジェネラルマネージャーは、下々の評価に関しては 各チームマネージャーに一任する、という姿勢を取っているものと思われますが(=現実的に、数百人レベルの社員を一人一人見ることなどできないでしょうから)
うちのジェネラルマネージャーは、何とかして一人一人の状況を少しでも把握して、ノーチェックで判を押すだけ、みたいなことにはしたくないと考えているのでしょうね。
また、普通に考えれば、所詮そんなカードを用意したところで数百人の社員の状況を把握できるものではない、と思いがちだと思いますが、
彼女の場合、全身が「PM力」でできている人ようなでして、また記憶力や洞察力、論理的思考力は「超天才」レベルなので、
その数百枚のカード、一回目を通しただけでほとんどすべて暗記して、本気で「正しい評価」をするつもりなのだと思います。
家で黒白の大きな犬を飼っていることも好感の持てる、素晴らしいリーダーだと思います。