日本の新卒大学生がアメリカのIT企業に就職する方法 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

先日の記事で、日本の大学生(現在2年生)の就職相談にのらせてもらったという記事を投稿しました。

この記事はその流れで「日本の新卒大学生がアメリカのIT企業に就職する方法」という内容で、その方に話した内容を要約する形で記載したいと思います。

1.直接 アメリカのIT企業の募集中の職種に応募し、採用される可能性
おそらくほとんどのアメリカの大手IT企業では、公募している職種への応募は、経験者のみを対象にしていると思います。

例えば仮に、「スマホ用のゲームアプリを作る開発者」を募集している大企業の中のあるチームがあったとすると、応募してくる候補者はすでに他の会社や個人事業などでスマホのアプリやPCゲームなどを作りまくった経験のある人を想定していると思います。
したがって、国内外を問わず、大企業においてある特定の業種に新卒大学生が応募して採用される可能性は、中途採用に比べてかなり低いと思われます。
 
2.インターンシップを経由して応募する可能性
アメリカの大手企業の新卒採用は、その多くがインターンシップでその会社で働いた経験のある人が対象になっているようです。
なので現実的には、インターンシップを経験しておくことが その会社への新卒採用の王道だと思います。

ただし、日本の大学に在籍している状態で、直接アメリカのIT企業のインターンシップに参加するのは、手続き上、もしくは物理的事情上(例えばその期間どこに住むのかなど)、簡単ではないと思われます。

そこで考えられるのが、アメリカの大学に留学し、その留学先の大学から インターンシップでアメリカのIT企業に行く、という方法が、一見回りくどいですが、実際には最も可能性が高いと思われます。
 
3.一旦日本の支社に入社し、そこからアメリカ本社への転職をする
まずは日本支社に入って数年在籍することで経験者となり、さらにその日本での自分のチームとつながりの強いアメリカのチームでの空きポジションができるのを狙って、そこに応募するという方法です。

もっともうちの会社の場合は、内部からの応募も、外部からの応募も同等に扱われるため、ものすごく有利になるわけではないそうですが、少なくとも状況の良く分かっている姉妹チームへの応募は、何もわからないブラックボックスのようなチームへの応募よりもスムーズなのは間違いないと思います。
 
3-1.新卒で日本支社(日本法人)に入るには
先の3.の最初のステップとして、日本法人に新卒で入ることになると思いますが、
例えばうちの会社の日本法人の場合、「新卒採用枠」はその他の通常の中途採用とは全く異なっています。
これは多くの大企業で採用されている方式ですが、新卒で入ったフレッシュマンは、最初の数か月、もしくは半年以上、配属先は決まらず、ひたすら研修に明け暮れる期間があると思います。

人事部としては、その研修期間の間にその人の適性を見抜き、配属先を決定してゆく、という流れになると思います。

したがって新卒で入る人たちは、ポテンシャルに溢れているような感じの人、吸収力が非常に高い人、地頭がいい人、そして外資系の場合は英語も日本語も流暢である人 が多いように思います。
3-2.経験者になってから日本支社に入るには
これは私のキャリアパスと重なりますが、まずは(外資系ではない)普通の日本企業に就職し、何かに特化したスキルを身に着け例えばゲームプログラミングとか、プロジェクトマネージメントとか)、
それを武器にして外資系企業の日本法人に入り、そこから本社の関連チームの空きポジションを狙っていく・・という方法です。

ただしこれは、かなり時間のかかる方法になると思います。

 


また、表面上は 採用プロセスに関して、アメリカ国内に住む人も、国外に住む人も平等であり、合否に関してどちらが有利ということはないらしいのですが、

現実的には、おそらくアメリカ国内に住んでいる人の方が有利なのではないかと 想像しています。

というのは、(私が言うのも心苦しいところですが)アメリカ国外に住んでいる人を採用した場合、就労ビザの問題や住む場所の手配、国をまたいだ引っ越しの費用など 極めて大きなコストが発生することになると思いますが、

現地に住む人を採用すれば、そういう費用は一切発生せず、なんなら「明日から会社に来てください」という感じで極めてスムーズに進むわけですからsmile

どの会社もコストセービングを徹底している今の時代、普通に考えたら、(もしも能力がほぼ同じ候補者が国内と国外にいたら、)やっぱり現地の人を採用するのではないかと思われます。
人事部の正式見解でもなんでもありません。私の憶測です。


なので結局、上記の2.の「アメリカの大学に1年以上留学して、その期間にインターンシップで一度入って、その流れで応募」というのが最も確率が高いのではないかと思われます。

もちろんその場合でも、会社としては後々 就労ビザのサポートなどをしていく必要は生じると思いますが、少なくとも今ここにいるというこは、住む場所なども確保できていて、「卒業後すぐに来て」という要求にも応えられるはず = 現地人の採用プロセスに最も近いパターンである といえるのではないかと思われます。


ただ、どんな採用パターンであっても、「自分の強みこれであって、この会社で(もしくはこのチームで)必要としているこの部分に対して直接力になれる」と言いきれてかつ証明できる武器を持つ必要があると思います。