本気でダイバーシティ(多様性)に取り組む会社 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

うちの会社では、かなり以前から「Diversity and Inclusion」ということに とても力を入れていると思います。

Diversity : 多様性
Inclusion : 包括する

つまり、人種の違いとか、性別の違いとか、文化的背景の違いとか、そういった個々の違いについて広く平等に受け入れよう

いわゆる人種差別的なことや、男尊女卑(またはその逆)のようなことのない世界を創造していこう、
 

ということになると思います。


もちろん、私はこういった平等・平和的な考え方については全面的に賛成です。smile

ただ、、、、

・・こういう感じの、数字や目に見える結果になりにくいもの、そしてビジネスと直接関係のないものって、

建て前としては多くの会社で掲げているものの、

本当に本気ではない、例えば給料に反映するわけではないですよね。。

例えば社員総会の時とか、年度初めの上級役員からのメッセージなどを見たときにだけ、ちょっと思い出すみたいな。。笑い泣き


そのことで思い出しましたが 高校3年の頃、
私は「週番長」というのをやっておりまして、
一般的に言えば「風紀委員長」みたいなものだったのですが、
その仕事の一環で、毎週「今週の週訓」というのを決めて、月曜朝の全校集会で発表していました。
週訓は例えば「そうじをしっかりやろう」とか「服装を正しくしよう」といった内容でしたが、
あれこそ まさに建て前の目標でした。
おそらく誰一人「週訓」を気にして学校生活を送ってた人はいなかったものと思われます。_

・・会社で立てられている「建て前の目標」に近いものがあったと思います。

ところが。

うちの会社、その「建て前の目標かと思われていた目標」に本気のようです。

というのは、社員一人一人が作成する 自分の評価用の「目標設定・評価シート」(半年に一回程度作成し、半年後にマネージャーとそれを見直して、どのくらい目標を達成できたか確認して、それが来季の給料を決めるもとになる)の中に、以下のような項目が設定されたからです。

あなたは 多様性の包括 に貢献するために、どのようなアクションを起こして影響を与えましたか?

しかもこの項目が、仕事で達成した目標、仕事で出した結果を記載する欄と並行して設けられるようになったのです。Surprise

・・今までの「目標設定・評価シート」にも、一応この質問項目はあったのですが、もっと影の薄い項目?_として設定されていました。

今、あえてこの項目を、メインの業務と同じ位置に持ってきた、つまりこの項目をメインの業務と同じように評価する、という意味合いになるかと思います。

つまり、各社員がどのような活動を多様性の包括のために行い、結果を出したかが給料の金額に反映される可能性がある、ということになるかと思います。

・・本気、ですよね。。Surprise


私としては、うちの会社のこういう姿勢は好きです。smile

正直、うちの会社に入社したころは ただただうちの会社の製品が好きだったから 入社したのだ、という意識しか持っていませんでしたが、

今は製品よりもむしろ、こういう企業姿勢というか、会社としての社会的な取り組みの誠実さが好きです。

・・などと言っていても、じゃあ実際に自分にできること、インパクトを与えられるアクションは何か、と言われても現状全く No idea ですけれども_