「いつの時代にも、どの国にも、年齢に関係なく車が大好きな人、車に夢を追う人というのは少なからずいるものだ」と再認識されられたのは、
今日、うちの会社のある町の商店街で開かれたイベントでのことでした。
そのイベントは、ワシントン州のカーマニアたちが自慢の車で乗りこんで集まり、お披露目するという類のもので、
我々もちょっと覗きに行ってみました。
私は正直、それほど期待していませんでした。
基本的に有志による無料のイベントですし、
日頃そんなに大して特別な車を見かけるわけでもないので、ワシントン州にそんなにスペシャルな現役の車が存在するとも思えず、
まあ、せいぜい10~20台くらいの珍しい車が来ていればいい方だろうと思っていました。
しかし。
現地についてびっくりです
軽く100台以上の、日ごろお目にかかれないような車、それもすべて自走してここまで走ってきた現役の車がびっしりと集まっていたのです
ランボルギーニ、フェラーリ、ポルシェといったスーパーカー系の車はもちろん、100年近く前からありそうな古い車、よくナンバーが取れたと思うようなまるで自作の車、そして日本の名車スポーツカーまで・・
写真を一部以下に掲載させていただきたいと思います
これはランボルギーニ・・アヴァンドールでしょうか。
セミオートマのミッションがかっこいいですね
他のランボルギーニとしては、さすがにカウンタックこそ来ていなかったものの、ディアブロやムルシエラゴなど多数来ていました
こちらのフェラーリは
エンジンルームが常に見えるようになっています。6気筒がタテに2列V型に配置され(V12)、それぞれ独立したエキゾーストに配管されているのが見えます。
日本でも大人気だったフェラーリ・テスタロッサの姿も。。
こちらのフェラーリ、タイヤがとんでもなくデカいと思って見てみたら、
なんと21インチでした(※通常はスポーツカーでも大きくて18インチくらいかと思います)
もちろんスポーツ系の車ばかりではありません。多数のクラシック系の車の中には
ドアが木製、サイドガラスなしの車まで。。これもしっかりナンバーついています。
でもやっぱりアメリカではこれを見ないと。。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアン、いやDMC-12ですね。
この車はマニュアル5速でしたが、3速ATというモデルもあるそうです。
200km/hくらいまで出るそうですが、光速は越えられませんので、タイムスリップはできないと思います
そしてこの車、本当によくナンバー取れましたね。。
日本ではまず無理と思われます。タイヤがむき出しの時点でアウトですね。。
ちなみにエンジンはHONDAのもののようです。
しかし、私が一番興奮したのはこの車。
スカイラインGT-R (BNR32型)です。
私も若かりし頃、この車に乗っていました。でも今はとても無理でしょうね。。
そしてこの車、右ハンドルでした。つまり日本からの輸入車ですね。
アメリカで、GT-Rのチューニングを煮詰めるというのはまず無理(パーツも手に入らないし、Rのチューニングノウハウを持っている技術者がワシントン州にいるとは考えにくです)なので、おそらく日本でチューニングされて煮詰まっている車を輸入したものと思われます。
ただし、3連メーターの部分が取り外されて、ナビか何かの液晶パネルになっていました。
ついでに懐かしのスープラもありました。
「スープラ」という車名はもともとアメリカ仕様のセリカXXにつけられたものだったはずなので、
たぶんこの車はアメリカには多数出回っていたものと思われます。
JA80系スープラ (フルモデルチェンジ後のスープラ)もあって、この車はタービン交換までしていましたね。
(だんだん血が騒いできました)
アキュラNSXもありました。日本では車両価格1千3百万円くらいしたかと思います。
あれ、アキュラだともっと高かったでしたっけ?
最後に掲載したいのがこの車。
え、日本のナンバーがついている??
右ハンドルだから日本から輸入したものというのはわかりますが、ナンバーをそのままつけてきた?
もしそうなら日本で税金払い続けないといけないはず。。
・・などと思いましたが、おそらくこのナンバープレートは、こちらでプラスチックで作った模造品だと思われます。
日本国内でそれをやったら当然犯罪ですが、アメリカではそもそも日本のナンバーに意味はないですからね
それにしても、こういった車を維持するのは相当お金がかかると思われるため、
オーナーの方も年配でかなりお金を持っていると思われる方が多く、
軽い気持ちで持てる車ではないと思いますが、
夢を追い続けてこういった車のオーナーになるのも、ひとつの「ロマン」なのかも知れませんね