彼は生粋のイタリア人ですが、ワシントン大学を卒業して うちの会社に入社されて、実に28年もここで働いていたという、ロングランナーでした。
おそらくすでにアメリカ国籍に転籍しているのだろうと思われます。
たぶん私よりも年上ですが、いまだにバンド活動を続けており、髪を長くしていて結構カッコいい感じの人です
(真ん中のボーカルの人ですね)
彼とは同じチームになったことはありませんでしたが、
結構一緒に仕事をすることも多く、何度か緊急のリリースを週末をつぶしながら一緒にやったこともありました。
なので、彼の「28年でリタイア」という決断に 結構考えさせられるところもあります。
ちなみにアメリカには「60歳で定年」という概念はありませんので、リタイアする時期は自分で決めます。
単純に、「あと2年で勤続30年なのにもったいない」と思ってみたり
(うちの会社の本社の開発チームで30年勤続するのは簡単なことではありません)
「やりきった」という感覚があるなら(かつリタイア後の人生設計が確立しているなら)誰が止められるだろう と思ってみたり
彼はイタリアに帰るつもりはないみたいですが、アメリカで最後の時まで生き続けるという選択のPros&Consが浮かんで来たり
色々思うところがあります。
そして、こうしてリタイアしていく同僚や 退職・転職していく同僚を見るたびに、「自分はどうなのか」と考えさせられます。
・・とりあえず、まだ「やりきった」とは言えないですね。
今の組織に入って あと数か月で3年になりますが、まだまだです。
ただそれでも、たとえ明日組織が解散になって職を失ったとしても、「何も得るものはなかった」とは思わないと思います。
もうすでに、日本に居続けていたら絶対に手に入らなかったものもたくさん得られたと思いますし、これほど濃密な約3年は 今までの人生にありませんでした。
それでもやっぱり、「もう十分」とは言えないですね。
もしも彼のように28年(あと6年くらいですが)この会社で働くことができたならば、そのときどう思うのか? 「もう十分」と思うのか?
・・そこまでたどり着けるかどうかわかりませんが、挑戦する心構えを持ち続けて、向上心を維持し続けて、彼のたどり着いた28年勤続という風景が いつか見られるように努力を続けたいところです。
