クレジットスコアを確認する | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

アメリカで常識的に使われている概念で、日本ではあまり聞かないもののひとつに「クレジットスコア」「クレジットヒストリー」と呼ばれるものがあると思います。

これらは一言でいえば「その人がどのくらいお金の支払いに関して信用できるか」ということを表すスコア・履歴といえるかと思います。

例えば家を買うためにローンを組むとして、そのローンの審査の際の条件として例えば「クレジットスコアが700以上」などといった条件が付いたりするようです。

したがってアメリカでは、ローンを組んだり賃貸契約をしたりする際には、このクレジットスコアという概念は避けて通ることができないもの、と言えると思います。


もちろん日本でも、ローンを組む際の審査などがあると思いますが、基本的にはその審査は各銀行など融資する側の個々の尺度で行われ、アメリカのクレジットスコアのような「一個人ごとに一意に確定している信用度の指標」はなかったように思います。

さて、このクレジットスコアは、主に3つの信用情報機関( Equifax、Experian、Transunion)が、金融機関の利用情報や支払いの事故(返済遅延など)を収集し、FICOスコアという算出方法を使ってクレジットスコアを算出しているそうです。

スコアはだいたい300点~850点の間くらいになり、600点くらいが平均的なスコアだといわれています。


(スコアはレポート上でこのような感じで表示されます)

スコアが高ければ、ローンの審査なども通りやすくなり、クレジットカードを作るのも簡単になり、カードの利用限度額も高めに設定できるようになるようですが、逆にスコアが低いと、つまり過去に支払い事故があったりすると、ローンが組めなかったり、家やマンションを借りられなかったりといったことになってしまうということです。
さらに、就職活動などの際にもクレジットスコアを参照される場合があるようで、クレジットスコアが低いとそれだけで入社試験に落ちることもあるそうです。もっとも、金銭の支払いに関してルーズな人を採用したい企業はあまりなさそうなので、これは必然かと思われます

ということで、身近な例では「引っ越しをしたい」、ということになるとこのクレジットスコアを知る必要が生じると思います。
スコアが低いと家を貸してもらえないからです。

実は私は、別の記事で書くつもりですが引っ越しを計画しています。

それで賃貸に出ている家を見学に行くと、必ず言われるのが「クレジットスコアXXX点以上であれば応募できます」というようなことです。

なので、今私のクレジットスコアが何点なのか知る必要があると思いました。

・・それでわかったことは、そのスコアを含むレポートは、https://www.myfico.com/などの機関から購入しなければ手に入らない、ということでした。
無料ではスコアはわからないのですね。。
しかもこちらが$59.85 (約6千円)と、決してお安くありません。
しかしそれでも、スコアがわからないと応募できるのかどうかもわからないので、購入しました。
オンラインで購入すると、その場で即レポートがダウンロードできるようになります。

幸い、スコアはとても高く、全く問題ない値になっていました。
もちろん過去に支払いの遅延をしたり小切手を切った額が口座になかったりといったトラブルを起こしたことは皆無なので、高くなければおかしいのですが、何しろまだアメリカに引越してから一年半しか経っていないので、どのようなスコアになるのかちょっと不安でした。
とりあえず一安心です。

しかし。
どうやら賃貸物件を借りるためにわざざわクレジットスコアが載っているレポートを、私たちクライアントが購入する必要はなかったようです
というのは、先日 目当ての物件に応募をしたのですが、応募用紙に特にクレジットスコアなどを記入する欄はなく、クレジットレポートの提出を求められることもなく、数日後に「入居契約できます」という通知がきて、すでに引っ越し日なども決定するところまで進んでいる状況です。

これは憶測ですが、おそらく、家を賃貸するオーナーの人たちは、そういう賃貸のオーナーの所属する機関を通して、応募してきた人のクレジットスコアを知ることができる、もしくはその審査をその機関が行って結果をオーナーに通知するシステムになっているかと思われます。

・・まあ、とりあえず自分のスコアが今いくつなのか正確に知ることができたので、レポート購入は無駄ではなかったということにしておきましょう(笑)