漫画の中のセリフが、自身の人生に影響を与える - ちょっと大げさに聞こえるかも知れませんが、私の場合漫画の中のセリフが頭に焼き付いて離れない、そしてそのセリフに力づけられたことが少なからずありました。
中でも以下の2つの漫画のセリフは、アメリカに来てからもずっと頭の中で繰り返されているセリフです。
1.バリバリ伝説
もう30年くらい前に少年マガジンで連載されていたバイクのレースの漫画で、今はもうコミックを持っていないため読み返すことはできませんが、今でも頭に焼き付いて離れないセリフがあります。
それは
「二位でいい、と思ったら転ぶぜ!」
という主人公のセリフです。
世界GPでデビューして確かまだ3戦目の新人だった主人公が、快進撃を見せて2位にまで躍り出るのですが、すでに2位でさえも歴史的快挙といえるような状況でかつ、1位のマシンははるか先を走っているという状況でした。
普通の感覚であれば、それ以上無理する意味はなく 2位を維持する確実な走り方で逃げ切るべきだ、と思うシチュエーションでした。
しかし主人公は、攻撃的な走りを続け1位のマシンを猛追していったのでした。
・・実はこの、「2位でいいと思ったら転ぶぜ!」という考え方は理にかなった 極めて重要な考え方だと思います。
レースに限らず、どんなことでも、「今以上は望まないから現状を維持することに専念しよう」という考え方をしてしまうと、大抵現状は維持できない場合が多いと思われます。
なぜならそれ以上状況をよくすることを自ら放棄している状態ですので、あとは退化するばかりになると考えられます。
上を見ている人間のみが、現状維持以上の結果を手にすることができる・・これはこの世の大原則の一つではないかと思います。
テストなどでもそうだと思いますが、100点満点のテストを受けるにあたって、80点くらいでいいや と思って準備して、本当に80点を取るのはなかなか難しいと思います。
しかし100点を目指して準備して、本番ではミスやひっかけ問題などがあって結果的に80点ちょっとだった、という形になることはそれほど珍しくないと思います。
だから私はよく自分自身に「2位でいいと思ったら転ぶぜ! の精神を忘れるな」と言い聞かせます。
2.はじめの一歩
それこそもう30年以上連載が続いている、こち亀やゴルゴ13レベルの長寿連載になりつつあるボクシング漫画ですが、これはいまだに2年に一回くらいは1話から読み返しています。
この漫画の中で結構心に響くのは、主人公のセリフ以上に、主人公の母親のセリフです。
よく覚えているセリフとして、その母が、息子(主人公)のことを語るシーンがあるのですが、こんなことを言うシーンがありました。
「外に出て、色々な苦労にぶつかって、傷ついて倒れて、立ち上がって、そして何かを手にする。
人それぞれの人生があるけれど、自分の人生は自分が主人公。
みんな、主人公になって冒険するのよ」
このセリフも非常に人生というものの核心をついていると思います。
人生というのは冒険と同じ。
ただ黙って幸せが転がり込んでくるのを待っているだけでは何も手にすることはできないから、勇気を出して、冒険に出よう。
冒険に出たらきっと、苦労があって、傷ついて倒れて、それでも立ち上がって・・その中でその人にとっての宝物を手にする - それが人生なのだ。
と、日々自分自身に言い聞かせています。
ほかにも、アメリカに来てからも読み返している漫画として「岳 -みんなの山-」や「プレイボール/プレイボール2」「ドカベン」などがあります。
なお「ドカベン」(高校野球編)は特に元気が出る漫画、というわけではないのですが、なぜか時々読みたくなる漫画です。