本来であれば、うちの子がアメリカの小学校に入る前に聞くことができれば良かったのですが、「アメリカの公立高校の基礎知識」というテーマで、その道のプロのコンサルティングの方が行ってくれたプレゼンを聞く機会がありました。
その方の話を聞いて、「ああなるほど、やっぱりそうだったんだ」と思うことが多々ありました。
最も腑に落ちたのは、「アメリカの学校は、日本の学校に比べて柔軟性が高く、個を重んじる傾向にある」ということです。
例えば日本の、特に小学校は、基本的に全生徒に全く同じ教育をすると思います。
いわゆる「特進クラス」みたいなものは少なくとも公立にはないと思いますし、その子に合わせた対応、ということも少ないと思います。
一方アメリカの小学校では、特進クラスに相当するものが存在し、そのクラスだけで別の教室で学習し、カリキュラムも違っていて、休み時間などもずれているため、あまり交わることがないそうです。
同じクラスの中でさえ、授業の中で近いレベルの子や似ている考え方の子同士でグループ分けをして、先生はその個々のグループごとに違うアプローチで教えたりするそうです。
また、ちょっと面白いと思ったのが学校内のトイレの構造です。
日本の小学校の場合、トイレは広くてたくさんあり、10人くらい同時にトイレに来ても大丈夫なようにできていると思います。
一方アメリカのトイレは二人分くらいしか用意されていません。
その理由は、アメリカではトイレは行きたくなった時にいつでも行く、という方針になっているからなのだそうです。
日本の小学校では、基本的には休み時間の間にトイレは済ますことになっていると思います。
当然、日本の場合は休み時間にトイレにみんな集中的に行くことになり、ある程度多くないと対応できないということになると思いますが、アメリカでは授業中でも自由にトイレに個々に行くため、そんなにたくさんトイレを用意する必要がない、ということになります。
また、評価のつけ方も違うそうです。
アメリカでは、1から4までの4段階評価で、4が一番いいということにはなっていますが、4は基本的につかないそうです。
4というのは「教えた以上のレベルに達している」という意味になり、3が「教えたことをほぼ完ぺきにマスターしている」という意味になるということです。
つまり、テストですべて満点だったという場合は、4ではなくて3がつきます。
したがってアメリカの小学校でオール3ならば、かなり優秀ということになると思います。
日本だとオール満点ならオール5(アメリカのレンジでいえばオール4)、という感覚だと思うので、注意が必要そうです。
ほかにも書ききれないほどの違いが、アメリカの小学校と日本の小学校にはあると思います。
・・それにしても、たとえ血は完全な日本人の血を引き継いだ子であっても、これだけ違う教育体系の中で12年間(小中高)過ごせば、典型的な日本人とは全く違った人格になるのは極めて普通のことだと改めて思います。
うちの子をどれだけアメリカの学校に通わせてあげられるか(言い換えれば、私があとどれだけアメリカでクビにならずに働き続けることができるか)はわかりませんが、もしもこのまま高校卒業、もしくは大学も含めてアメリカで教育を受け続けた場合、日本人離れした性格になる可能性もありそうです。