日本の元同僚の方に会って大切なことを思い出す | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

今週、日本から出張でこちらに来ている元同僚の方が、うちのビルまで訪ねてきてくれました。

昔は日本から出張でこちらに来る方はとてもたくさんいましたが、現状かなり少なくなっているようです。
思えば私も、前の日本のチームにいた頃、2011年と2012年はアメリカに出張させてもらえましたが、それ以来今年の4月の移住の時まで一度もアメリカへの出張はありませんでした。

今回来てくれた方は、レポートラインこそ違っていたものの、組織上非常に近い関係にあるチームの方だったためとても懐かしく、にわかに日本にいた頃のことが蘇ってきました。

思えば日本にいた頃は、彼女のチームと一緒に「お客様の満足度を向上させる」ということを毎日のように考えていました。
それがこの会社において最も重要視するべきことの一つである、ということを社員全員に認識してもらうことを、一つのゴールにしていました。

しかし今、エンジニアとしてモノづくりにフォーカスする日々の中で、少なくとも「お客様の声を聞く」ということを全く意識しないで仕事をしていることに気づかされました。

もちろん、今私たちが作っているものが世界中のお客様に活用されるのだ、という意識をもって仕事に取り組んではいるのですが、お客様の立場に立つ、という姿勢はいつしか忘れてしまっていたように思います。

もっとも現実的には、今の仕事はあまりにもプロセスやアーキテクチャが複雑であり、やることも多すぎてスピード感も速すぎて、とても腰を据えて物事をじっくり考えることができる状況ではないため、難しいことだとは思います。

それでもやはり、「意識」としてお客様の満足度という最も重要視するべき部分を常に持ち続けることは必須だと思います。
それは、何のためにこの会社があるのか、という根本的な理念に合致する部分だと思います。

今後はもっと、お客様の満足度を意識して仕事に取り組まなくてはと思いなおしました。