そこでは日本の本が、例えばコミックや文庫本などの古本をだいたい1冊50セント(約50円)という破格で売ってくれるマーケットで、これはもう日本でブックオフなどで買うよりも安いという状況でした。
そこでなんとなく購入したのが、「彼女のカレラ」という漫画でした。
主人公が父の形見のポルシェ・カレラRS(911)のオーナーになるところから始まる、国内外の名車がたくさん登場して各車の深いところまで触れながら展開していく車の漫画であり、車が好きな人にはたぶん確実に受ける漫画だと思います。
日本にいたときからその漫画の存在は知っていましたが、買って読むほどではないと思っていました。
ところがなんとこの漫画のコミックが1巻~28巻までセットで5ドル(約500円)という、信じられない価格でアメリカで売られていたのです。
5ドルなら、仮にあまり面白くなかったとしても痛くはないと思い、購入したのでした。
ところが読んでみると結構車の現実的な部分に触れられており、素人がポルシェを手にするとどういうところが問題になるのか、維持費はガソリン代も含めて現実的にどのくらいになるのか、といった目線から始まって、フェラーリやランボルギーニといった海外の名車の背景や乗り方、日本の名車(トヨタ2000GTやハコスカなど)も多数登場し、予想以上に面白い漫画でした。
結構普通の人が、収入のすべてを車につぎ込むような生活をしながらポルシェ・カレラのような名車を維持し、そしてそのポテンシャルを引き出すべく練習する姿に、少しだけ昔の自分が重なるところもあり(笑)、より楽しめています。
結局毎晩寝る前の10分のささやかな楽しみとして読んでいます(笑)
・・いずれにしても、私レベルの人間に、ポルシェ911のような世界的な名車をドライブする資格はないと思っていました。
しかし先日、昔の同僚で今は別のIT企業に勤めている方が結構近くに住んでいることがわかり、彼の方から連絡をくれて、その方と久しぶりに会いました。
もちろん積もる話もあったのですが、彼が私に最も話したかった話というのは、「車を買わないか」という話でした。
そしてその車というのが、2006年モデルのポルシェ911、色はシルバーだったのです。
こんな感じの車になると思います。

知人からの購入の方が当然安心ですし、手続きなどで困ることも少ないと思います。
程度の良さも嘘ではないことがわかりますし、値段も少し考えてくれると言ってくれています。
・・なんだか、漫画でポルシェを見ていたところに舞い込んできたこの話、おそらく一回試乗してしまったらもう降りられなくなってしまいそうです。
もっとも、ポルシェの重そうなクラッチをしっかり繋げられるか、市販車とはいえピーキー気味な特性のエンジンとギアをきっちりパワーバンドに合わせて走らせられるか、RRレイアウトの車をしっかり曲げられるかわかりません。
ヒール&トゥーも体が覚えているかどうかわかりません。
・・思えば86(AE86)を10数年前の渡米時に手放して以来、たぶん一度もMT車に乗っていません。
それ以前に、車両購入費はともかく、燃費の悪そうな車を維持していく費用を工面できるかが最大の問題ですね。
とにかく実際にテストドライブしてしまったら、きっと眠っていた血が騒いでしまうので(笑)、ここは5ドルで買った漫画で満足しておくのが正しそうです。