人種の選択肢 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

ところで新しい会社に入社するということになると、いわゆる「誓約書」のようなものをはじめ、大量の書類の質問に回答して返送していく必要があると思います。

アメリカの会社の場合も当然大量の書類に記入して返送する必要があるのですが、(ちなみにそういった書類はすべてオンラインドキュメントです、)その中に人種を回答する項目があり、その選択肢が日本人の私には一瞬戸惑う選択肢だったりします。

例えば、アメリカ人系の人種の選択肢はとても多く、
・アフリカ系アメリカ人
・インド系アメリカ人
・アラスカネイティブ
・ハワイアンネイティブ

といったように非常に多岐にわたっているのですが、
日本人はというと、「アジア人」一択の中に含まれており、中国人や韓国人、タイ人やベトナム人など、アジア圏の人種はすべて「アジア人」として一択になっています。

・・「日本人」だけで一つの選択肢になっていることまでは期待していなかったものの、すべてのアジア人系人種が「アジア人」の一択というのは、さすがにまとめすぎのような印象を受けました。

しかし、それは客観的に考えれば当然のことかと思います。

これがもしも、その質問の内容が、この会社の全世界の支社全部で共通のものだということであれば、アメリカ系の人種に選択肢が偏っているのは違和感を感じると思いますが、上記の書類はアメリカ国内の、アメリカ本社に入社する人に向けた書類ですので、基本的にはやはりアメリカ人の社員が大半であり、当然人種の選択肢はアメリカ系の人種を中心に設定されてしかるべきかと思います。


また、もう一つ、まったく馴染みのない項目がありました。

それは「Veteran status」と呼ばれるものです。

選択肢は「私は保護されたベテランである」「私は保護されたベテランではない」という感じのものなのですが、説明を読まないと何のことなのかさっぱりわかりません。

ちなみにこういうフォーマルなドキュメントにおける文体は、日本のものもそうだと思いますが、非常に文語調の表現になっており、知らない単語などもあったりして、読み解くのに苦労することが多いです。

結局わかったことは、そもそも「Veteran」という言葉の意味ですが、我々日本人にとってはベテランといえば熟練者のことでありなんの熟練者なのかは 例えば「プロ野球のベテラン」などというように捕捉しないとわからないと思っているわけですが、アメリカ英語としてはVeteranというとすでに退役した軍人のことを示す、ということでした。

もちろん私は軍人経験はありませんので、ベテランではないを選択することになります。

それ以外にもいくつか軍人関係の質問があり、まあ。。新鮮でした(笑)


なお、それ以外にも記入しなければならない書類はおそらく数十種類以上におよび、気が遠くなりそうでした。