技術スキルチェックを受ける | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

これはおそらく日本でもアメリカでも同じだと思いますが、応募した職種がソフトウェア開発者である以上、まず必ず入社試験の中でその場でコードを書くテストがあると思います。

これは当然で、いくら口先でプログラミングのことを語ることができたとしても、実際にコードを書いてデバッグできる人でなければ意味がありませんので、必須の試験といえると思います。

さて、今回の状況ですが、レジュメの提出からそのスキルチェックの試験の日までの間隔は10日程度でした。

普通に考えれば、この10日間という間隔は、プログラミング技術を底上げするには到底足りない時間だと思います。
プログラミング技術というのは、よっぽど初期の学習段階でない限り、10日程度で進歩するほど単純ではなく、大量の経験と練習が必要だからです。
語学学習や、短距離走のタイムを縮める作業に近いものだと思います。

なので、これまでに受けた4回の技術スキルチェックの時には、試験の直前は 最終調整レベルのことしかやってきませんでした。

しかし今回は、まるで大学受験の追い込みのように、勉強(というか練習)を繰り返しました。
一日の中のわずかな隙間時間(例えば駅のホームで電車を待つ数分間など)にも技術書を読んだりしていました。

その時ずっと思っていたことは「たとえ今回も試験自体は通らなかったとしても、この10日間徹底的に勉強したことが自分自身のスキルアップにつながったからとてもいい機会だった」と胸を張って思えるように、必ず何かをつかみ取ろうということでした。

・・正直なところ、これは自分の心を防御するための行動でもありました。
やはり人間、試験を受けて「不合格」をもらうのはショックが大きいと思いますし、自信を失ったりもすると思います。
そこで、試験の準備のための勉強を、準備の枠を超えて自身のスキルが上がるくらいまでやり抜いて、最終的には試験とは関係なく、その勉強をしたことでスキルアップという効果があったという成果を勝ち取ろうと思ったのでした。

実際、その成果は体感できました。
例えば、SQLのクエリを書くことに徹底的に慣れるために、以下の本を使ったのですが、この本のエクササイズを通して大量に、かなりトリッキーなものも含めて毎日毎日書いているうちに、だんだん体にSQLの血肉が増強されてきたのがわかりました。





そして臨んだ試験本番です。

試験の内容については書けませんが、とにかく試験時間が延長、延長となり、当初1時間の予定だった試験が最終的にはちょうど2時間ほどかかりました。

もう少し具体的に言うと、最初にいくつかの問題を提示してもらい、「よし、これらの問題を1時間で終えればいいんだな」と思い、取り掛かりました。

一応、それらの問題はちょうど1時間くらいで終わりました。

それが出題者のイメージされていた通りの回答だったかどうかはもちろんわかりませんが、少なくとも全て書いて答えることはできたので、「やれやれ終わった終わった」、と思っていました。

ところがその後、出題者から「追加でもう一問」といわれてもう一問解き、さらに「もう一問」といわれてもう一問やり・・ということを繰り返して、結局最初に出題された問題の倍の量の問題を回答させてもらいました。

なぜ、追加 追加で出題されたのかはわかりません。
もしかしたら、最初からそういう出題形式を予定されていたのかも知れませんし、もしかしたら、最初の問題の回答があまり良くなかったために挽回のチャンスをくださったのかも知れません。

それでも、その2時間のテストを終えて思ったことは、純粋に楽しかったということでした。
2時間ずっと、トリッキーなものも含めてコードを書いて、どういう意図でそう書いたのか説明して、どういうテストが必要かを説明して・・という作業を繰り返していたことが、楽しかったと感じました。


ちなみにもしも試験の結果が不合格だった場合は、私の過去の経験からすると、すぐ翌日には採用担当者を通して短い不合格通知メールが送られてきます。
時差の関係から、試験が行われるのは日本時間の朝もしくは早朝で、不合格通知が来るのは日本時間のその日の深夜か翌早朝です。

なので、試験が終わった日とその翌日の朝は、ずっとドキドキしていました。