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『Sun Java System Portal Server』の最新版、SOA もサポート

著者: Sean Michael Kerner
2005年12月19日 10:00付の記事
海外internet.com発の記事

Sun Microsystems は5日、『Sun Java System Portal Server』の新版 (バージョン7 ) をリリースした。コラボレーション コンテンツの作成およびコミュニティの構築を容易にしたのが特徴だ。Wiki や Blog や RSS フィードなどコラボレーション型コンテンツがいっぱい入ったポータルも、簡単に構築できるという。

Sun Java System Portal Server 7 は、『Java Enterprise System』と『Java System Suite』 および『Solaris Enterprise System』と『Java Application Platform Suite』の一部だ。これら製品のユーザーは、Sun Java System Portal Server 7 を無料でダウンロードできる。

Sun は11月末、Java Enterprise System を総合的ソフトウェア インフラプラットフォーム『Solaris Enterprise System 』に組み込むとともに、ソフトウェア オープンソース化計画の一環として、Solaris Enterprise System 内のソフトウェアはどれも無料でダウンロードできるようにした。売上については、ライセンス料ではなく、年間購読料 (サポートやメインテナンスやコンサルティングを含む) の形で確保するようになっている。

Sun Java System Portal Server 7 は、Ajax (非同期/JavaScript/XML の合成語) を用いたポータル コンテナを利用し、新たにコラボレーション機能を実現した。また、Sun Java System Portal Server 7 ではインターフェースをオープン仕様にしている。そのため、「ユーザーコミュニティ」「Wiki」「ファイル交換」「Blog 統合」などのコミュニティサービスの構築や拡張もできる。

サービス指向アーキテクチャ (SOA) をサポートしたことも、Sun Java System Portal Server 7 の重要な特徴だ。Sun はこれを「Federated Composite Views」(連携型の混成ビュー) と呼んでいる。『Sun Java Studio Creator 』を使うと、ドラッグ&ドロップ式にポートレットを簡単に開発できる。

Sun Java System Portal Server 7 は、管理代行機能を加えて、ポータル管理も簡素化した。この管理代行機能とは、適切な資格を持つユーザーが、パスワードのリセットやページレイアウトの管理など基本的作業を、管理者に代わって行なえるようにする機能だ。

Sun のマーケティングおよびソフトウェア担当副社長 Tom Goguen 氏は、声明で次のように述べている。「Sun Java System Portal Server の最新版は、セルフサービス機能を強化し、エンドユーザーにより多くの権限を与えるとともに、貴重な IT リソースを使いやすいようにして、誰もが賞賛せずにいられないような体験を提供する」

Sun Java System Portal Server 7 は、データストレージ用として『Java DB』も組み込んでいる。Java DB は、Sun が支援する『Apache Derby 』プロジェクトが開発したオープンソースのデータベース技術だ。

Eclipse Foundation、J2EE/Webアプリ開発基盤「WTP 1.0」を一般提供

ソフトウエア開発ツール関連の業界団体Eclipse Foundationが、J2EE/Webアプリケーション開発プラットフォーム「Eclipse Web Tools Platform(WTP)1.0」の一般提供を開始すると、米国時間12月19日に発表した。同週末までにEclipse FoundationのWebサイトで無償ダウンロード提供を始める。


WTP 1.0は、既に米BEA Systemsの「BEA Workshop」や米IBMの「IBM Rational Application Developer for WebSphere Software」のほか、非営利コンソーシアムObjectWeb、米JBoss、米Oracleが導入している。「完全版の一般提供で、サード・パーティの拡張作業に利用可能なAPIが確定し、ドキュメントの質が向上した。これにより、ベンダーによる導入をさらに推進できる」(Eclipse Foundation)


■詳しい内容はこちらをご覧ください。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20051220/226476/

ライブドアが「ウィキ」強化、グループウエア利用を可能に

ライブドアは12月19日、寄せ書き風Webサイト「Wiki(ウィキ)」のホスティング・サービス「livedoor Wiki」の機能を強化した。


新たに特定のユーザーのみウィキを閲覧できるようにする認証機能と、PDF/音声ファイルのアップロード機能を追加。グループ内のメンバー情報共有や、プロジェクトの進捗管理など、グループウエアとして利用できるようにした。


認証機能は、ウィキのユーザーがライブドアの会員IDである「livedoor ID」を使い、閲覧を許可するほかのユーザーを指定することで利用できる。指定を受けたメンバーはそれぞれのlivedoor IDとパスワードでウィキにログインし、内容を閲覧する。


PDF/音声ファイルのアップロード機能は、従来からある画像ファイルのアップロード機能の拡張版。認証機能と組み合わせ、会議で作成した録音データや書類などをインターネット上に保存。外出先などから容易に取り出せる。対応する音声ファイルの形式はmp3、wav、wma、midi。


■関連情報
・ライブドアのWebサイト http://www.livedoor.com


複数Linuxマシンを一括管理するソフトが9800円で発売

マウンテンビューデータは2005年12月20日、Linux管理ソフトウエア「PowerCockpit」の新版「PowerCockpit Remote Control 2.1」を発売、同日出荷開始した。同製品は、同社が販売するLinux管理ソフトウエア「PowerCockpit」を、複数マシンの一括管理機能に絞り込んで製品化したもの。


任意のLinuxコマンドを選択したLinuxマシンで一括実行する「グローバル・コマンド」、ファイルの一括配信、RPMパッケージの一括管理、Linuxマシンの状態を一括監視する「プロパティ・レポート」、スクリプトによる自動処理などの充実した機能を持つ。それでいて、24ノード対応版で9800円、48ノード対応版で1万4800円、ノード数無制限(サポート上限は254ノード)版で3万9800円という低価格が特徴である。


フル機能版にあるLinux環境のセットアップ機能(プロビジョニング機能)は持たない。そのため、Linuxのインストールについては個別作業することになる。Linuxインストール後、管理対象ノードに追加することで一括管理できるようになる。コマンドの実施・不実施は各マシンごとに選択でき、管理対象となるマシンの構成が異なっていても対応できる。


■詳しい内容はこちらをご覧ください。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051220/226475/

中国民間ハイテク企業の無錫尚徳、NY証券取引所で上場

江蘇省無錫尚徳太陽能電力有限公司(無錫尚徳)は14日(米時間)、ニューヨーク証券取引所で上場した。米国預託株式(ADS)の形で計2638万株を発行、このうち新規発行は2000万株。クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)、モルガン・スタンレーらが主幹事となっている。

発行価格は1株15ドル、計4億ドルを調達する。調達した資金は原材料購入、生産能力拡大、技術研究開発などに運用していく。また、ニューヨーク証券取引所で上場する中国民間ハイテク企業は無錫尚徳が初めて。同社は2001年の設立、結晶シリコン太陽エネルギー電池、太陽エネルギー発電システムなどの開発を行っている。生産能力は2002年10メガワット、2004年60メガワット、2005年9月までに120メガワットと急ピッチで拡大している。【国際商報 2005年12月19日】

CEOをサポートできない財務担当者 - IBM調査

IBMが発表した「IBM Chief Finance Officers Study」によると、企業の財務担当者の多くがCEOの目指す企業の成長をサポートできずにいる。

調査は世界74カ国で合計889人の財務担当者に、インタビューまたはオンライン調査を行った結果をまとめた。それによると回答者の47%が会計処理や税手続きなど経理業務に重点を置いており、企業のパフォーマンス向上や成長を目指した財務戦略を重視しているのは26%にとどまった。

「CEOは利益の拡大を最優先し、株主や金融アナリストもその数字に注目する。それにも関わらず、CFOは膨大な量のデータを収集しても、それを可能性につなげることに手こずっている」とIBM Business Consulting Services Financial Managementを率いるNancy Thomas氏はコメントしている。「複雑なプロセスやシステムの簡素化、情報を活用する手法の導入、収集したデータを様々な角度から分析した資料の提供など、財務担当者はその指先1つで成長を生み出す力を持っている。その力の活用は企業にとって競争を勝ち抜くための優位性になる」と指摘する。

企業の財務担当者も、その可能性を自覚している。財務担当者の重要な役割をたずねる質問では、「企業のパフォーマンス向上」(69%)、「企業の成長」(60%)、「金融リスクに対する判断」(58%)がトップ3だった。ところが、このうち2~3点について効果的な役割を担っていると回答した財務担当者はわずか13%。逆に半数以上がいずれの点でも効果的な成果をもたらしていないと自らを評価した。

IBM Business Consulting Services Financial Managementは、「断片化しているビジネスプロセスや時間のかかる経理業務が、効率的な情報の活用やビジネス分析の妨げになっており、その結果として(理想と現実の)ギャップが生じている」と指摘する。プロセスの簡素化、異種プラットフォーム数の削減、予算管理や予測ツールの合理化など、プロセスとデータの標準化に向けた取り組みを行っているのは、回答者の約30%にとどまっているそうだ。


IBM
http://www.ibm.com/

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Projectを使いこなすマネージャーが急増中そのわけは?

 MS Projectを使いこなしているマネージャーは、「仕事が出来る人」というイメージが強い。そして実際に、Projectを使いこなしているマネージャーは、部下を上手に使い意思決定が早い。勘や経験、土壇場の努力に頼って仕事をするのではなく、ツールを使いこなしてスマートに部下にタスクを割り振るのである。プロジェクトはあたかも小さな会社である。マネージャーには人員の管理や予算の管理、納期の管理全てが委ねられる。そのマネージメントスキルは経営そのものである。変化の激しい時代、プロジェクト・マネジメントのスキルを持った人材は、企業が最も欲しがるものとなっている。

 ひところの「ベンダ資格バブル」は、いまや過去のものとなった。1990年代、大手IT企業各社はOracle、Sun Microsystemsを始めとするベンダ資格を社員研修などに組み込み、資格取得を全社的に推進した。しかし、2000年を過ぎて、各社がこうした取り組みを見直しつつある。

 「資格は取得した。しかし業務に直結したスキルアップは果たされたのか」
 「そもそも製品のバージョンアップが頻繁で、資格取得のメリットが疑問」

 そのような傾向の中で、依然として高い人気を誇っているのが「プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル(PMP:Project Management Professional)」だ。

急速に増加するプロジェクト・マネジメント資格取得者

 このPMPは、プロジェクト・マネジメント協会(PMI:Project Management Institute)が認定している国際資格で、プロジェクト・マネジメント分野における事実上の標準資格であることは、国内の合格者数推移を見ても明らかだろう。

 年々合格者は増加傾向にあるが、2004年には実に取得者が倍増していることがお分かりいただけるはずだ(図1)。

 業種を問わず、プロジェクト・マネジメントがあらゆる組織において必須のスキルであることは、もはや論を待たない。2002年7月に経済産業省が政府調達制度の見直しとして応札者の能力を測る項目にPMP資格を追加したのは、プロジェクト・マネジメントが着実に浸透していることの象徴でもあるだろう。開発期間の短縮化や海外発注が増加する中で、プロジェクト・マネージャの人材不足が恒常化している点も、PMP人気に拍車をかけている。転職に際しても、いまやPMPの資格は強力な訴求材料なのだ。

 もっとも、プロジェクト・マネジメントとはいまだもって非常にあいまいな概念だ。とりあえずはExcelベースで、我流のプロジェクト管理を行っているという諸兄も少なくはないだろう。しかし、Excel ベースでのプロジェクト管理にさまざまな問題があることは本企画前編 でもすでに述べたとおりだ。恐らくExcel ベースで茫漠とプロジェクト管理を「しているつもり」になっただけでは、プロジェクト・マネジメントの本質を理解することはできないだろう。

 そこで後編となる今回は、プロジェクト・マネジメントを理解するうえで欠かせない定番ツールとして、Microsoft Office Project 2003(以降、Project)を紹介する。Projectを活用することでプロジェクト・マネジメントが理解でき、プロジェクト・マネジメントが身に付く ―― その真偽のほどは、以下、読者諸兄ご自身の目で確認していただきたい。

プロジェクト・マネジメントの3要素をシミュレーション

 Projectというと「スケジュールを作成するツール」と考える諸兄も多いと思うが、これは誤解である。正しくは「スケジュールをシュミレーションするツール」である。例えば「このままじゃ絶対に納期に間に合わないプロジェクト」を、どうすれば最も少ない追加予算で期日に間に合わす事が出来るのか、その最適な方法を探し出すためのツールなのである。

 前編 でも述べたように、プロジェクト・マネジメントを行ううえでは、以下の3要素をバランスよく管理し、満たすことは欠かせない事項だ。

  1. 時間
  2. 資源(ヒト・モノ・カネ)
  3. スコープ・品質

 ところが、Excelベースで線表を作成した場合には、往々にして納期を前提とした「逆線表」を引いてしまうことが少なくない。納期は守った、しかし、土壇場は人海戦術に徹夜の連続だった、カットオーバの後にトラブルが多発した――では、到底プロジェクトを管理できたとはいえないのだ。

2
画面1■Microsoft Project 2003によって作成されたスケジュール(ガントチャート)。プロジェクト内のクリティカルパスがProjectでは赤い線で強調表示される(図は前編より再掲)

 しかし、Projectでは、タスクの前後関係を考慮し、担当者スキルに応じたタスクの割り当てを行うことで、より現実に即したスケジュール(ガントチャート)を作成できる(画面1)。

 リソース配分とプロジェクト進行とを<見える化>しつつ、プロジェクト・マネージャはクリティカルパスの進捗にのみ注意の目を向ければよいわけだ。こうした<例外管理>は、プロジェクト・マネジメントそのものの負荷を軽減するという意味でも重要な手法だ。

 もちろん、スケジュールは一度作成して終わりというものではない。プロジェクトが進行する中では想定外の突発事も往々にして起こり得る。そのような場合にも、リソースの負荷を加味しつつ調整を行いながら、プロジェクトを現実的なスケジュールに引き戻していくことが、Projectの「シミュレーション機能」を使えば容易に可能となる。

 上述した3要素を制約条件としつつ、作業者の負荷状況に応じて担当の振り替えを行ったり、それだけでは解決できない状況では、クリティカルパスを勘案しつつタスクそのものの期間を延ばすといったことで担当者の負荷を平準化するわけだ。もちろん、担当者の無理をなくすことは、プロジェクト・マネジメントの一要素である品質を維持する重要な一歩でもあるだろう。

 このようなWhat-if分析は、<お絵かきソフト>としてしか使えないExcelによるプロジェクト・マネジメントでは実現することができないものだ。

 また、このようなシミュレーションの過程では、当初のスケジュールや数値が分からなくなるのでは、と心配される向きがあるかもしれない。しかしこれもProjectの「基準計画機能」を利用すれば、まったく心配することはない。度重なるシミュレーションで変数値がオリジナルからかけ離れてしまったという場合にも、基準計画(プロジェクトのベースライン)を設定しておくことで、設定ポイントの線表をたちどころに復旧することが可能だ。

 このように、プロジェクトの計画と現実のプロジェクト進行とを密接に連関させながら、プロジェクトを管理していくことが非常に重要である。これまでExcelで計画書を作成してきたという諸兄にとって、恐らく計画と現実との乖離に対応することは難しかったはずだ。結果、いつしかそれが「計画書のための計画」となり、プロジェクト開始が優先で計画は後付け、という諸兄もあるいは多かったのではないだろうか。

 しかし、計画と進行とを密接に運用することで、実際に工程作業を開始する前に計画を立てることが「必然的に」実践できる。Projectを利用するということは、これまで表面的になりがちだったプロジェクト・マネジメントを「おのずから」実践するということでもあるのだ。また、Projectでは計画や工程作業の実績を蓄積することができ、将来的に見積もりの精度を向上できるというメリットもある。

 具体的な操作手順を理解したいという方は、以下のページにおいてステップバイ・ステップ・ガイドや使いこなしマニュアルが提供されているので、こちらを参考にしていただきたい。

[参考資料] Microsoft Office : これなら分かる!! Microsoft Office Project 2003

1
画面2■「テンプレート集」で提供されているテンプレートの一例
これは
「実践形式で学ぶ、Project 2003 使いこなしマニュアル ―シナリオ編 ③―」 にて提供されているテンプレートの利用画面

プロのノウハウを豊富に提供する「テンプレート集」

 それでもProjectは難しいのでは、そう感じている方も少なくないかもしれない。しかし、そのような方は、Microsoftの以下ページから提供されている「Project 2003 使えるテンプレート集」をぜひご覧いただきたい。

[参考資料] Microsoft Office : Microsoft Office : Project 2003 使えるテンプレート集

 このようなテンプレートを利用することで、さまざまな利用分野や局面に応じたプロジェクト管理を、より実践的なシナリオを想定しながら体験/活用することができる。

 例えば以下のテンプレートならば(画面2)、プロジェクトの進捗状況を信号機で視覚的に表示したり、EVM によるプロジェクト分析を行ったり、あるいは、進捗に応じてプロジェクト内の各変数の再計算や各種チャートの更新を行ったりといった管理作業を、煩雑な設定手続きを行うことなく実現することが可能になる。

 どこから手を付けてよいのか分からない、という方も心配することはない。テンプレートには、あらかじめよく利用される設定が事前に組み込まれている。あとは用意された設定に従って、必要な情報を埋め込んでいくだけだ。Project習得の過程が、プロジェクト・マネジメントを習得する過程でもある、といえるだろう。

・・・・・

 以上、本稿ではプロジェクト・マネジメントを効率化し、理解するためのツールとしてProjectを紹介してきた。

 本企画を通じて何度か述べてきたように、Excelでは真のプロジェクト・マネジメントは実践できない。何となくガントチャートだけを作成してきたという方は、一度Projectによるプロジェクト・マネジメントを体験していただきたい。

 そしてProjectを理解したとき、おのずとプロジェクト・マネジメントの本質が身に付いているはずだ。Projectを理解するための材料はすでにそろっている。

[山田 祥寛,ITmedia]

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--->> http://www.seshop.com/sun/seminar/sjc-a.asp