永遠のビギナーのブログ -72ページ目

口蹄疫と行政とマスメディアと

まずは関係者の皆様のご心労とこれからの艱難について、できるだけ好転することをお祈りいたします。

さて、GWに赤松外相の外遊がネットで問題になってましたが、自分としては特に問題なしと考えています。。「この情報化社会に何いってんの?」って感じです。副大臣が何人か居るはずだし、きちんと指示をだせばOK。自民党時代にすでに対処できてるわけだし、詳細は官僚が知ってるでしょ。

問題は「なぜ対処しなかったのか?」の一点
有り体に言えば、外相が国内にいても対処が機能しなければ問題なのだから。

1)なぜ国の対策本部設置がGWから1週間も過ぎているのか?
2)自民党時代と違いFAX指示等がなかった様だがそれはなぜなのか?
3)消毒薬その他の確保はいつ、どの時点で機能し始めたのか?

1-1)
外遊中なわけだし、対策本部の設置と本部長に自分、代理に副大臣一人を置いて外遊中の詳細は副大臣に丸投げでOKじゃん。「対策法律の主体が地方自治体の長だから」は理由にならない。もしそうであれば現時点でも設置できないはず。
1-1-1)その指示は出さなかったのか?
出したとすればGWから1週間も過ぎて設置が公表されるのはおかしい。外相が自分の手柄にしたかったのか?
そうであれば政治家を引退してください。
1-1-2)出さなかったとすればそれはなぜか?
知識不足でその必要性を感じなかったのか?GW前に情報取得できたのでは?大臣まで情報が上がらなかった?
1-1-2-1)外相の知識不足と仮定して助言する官僚は居なかったのか?
1-1-2-2)ネット上にはすでにGW前に情報は流れていた。であれば地方自治体レベルでは情報を持っていたはず。この場合の情報流通の仕組みは機能しなかった?
1-1-2-3)大臣まで情報を上げなかった場合、官僚の不作為で一つの産業が壊滅様態に陥ったわけだから、すいません、その方首にしてください。

2-1)
自民党時代にうまく対処できたようです。従って対処マニュアルができていたはずで、それに従えばFAX指示が出ていたはず。
2-1-1)対処マニュアルがなかったのか?
2-1-1-1)自民党時代にうまく封じ込めたのは偶然?
2-1-1-2)それにしても対処マニュアルを作成するのは官僚の仕事でサボタージュを行った?
2-1-1-3)そうであったとしても高々10年前の話。当時の担当者がみんな死んだわけでもあるまいし、情報収集は可能なはず。やっぱりサボタージュ?
2-1-2)あったとすればそれを使用しなかった理由は何か?
2-1-2-1)政治家が使用を禁じた?
すいません、その方引退してください。国民を守る気のない政治家は必要ありません。
2-1-2-2)使用できない何らかの理由があった?
当時使用可能で、現在使用不可能な薬物があるとかで使用できなかった?代替薬物を使用するのが通常では?
2-1-2-3)使用しない何らかの理由があった?
すいません、担当者左遷してください。

3-1)
地方自治体は消毒薬確保に動いていた様子。国がそれのサポートなり、他地域への橋渡し、または積極的な関与を始めたのはいつなのか?
3-1-1)地方自治体のサポート、他地域への橋渡しの要請があったのはいつであり、具体的行動を起こしたのはいつなのか?
どの程度タイムラグがあった?それは外相の外遊に関係しているか?
外遊が関係しているなら外相の判断ミス。お辞めください。
3-1-2)積極的関与を始めたのはいつなのか?
まあ法律的に主体は地方自治体の長(この場合は県知事)の様なので積極的関与と言っても制限があるのだが、これは決定権が知事にあるだけで、別に国が情報なり何なりを出すことを禁じているわけでもないだろうし。誤った情報や不確かな情報を出すなら論外だが。それとも国が集めた情報を県知事に「どうぞお使いください」と差し出すのが屈辱なのだろうか?であれば自尊心の使い方を間違えている。(別記事参照 )

まとめると
あ)外遊中に政府が動かなかった理由と原因は何か?
い)今後の対策は?
これらをきちんと整理した形で(この疫病が終焉した後に)整理するマスメディアが出てくることを私は祈っています。

その他
知らない方もいると思いますが、少なくともGW明けからの報道を見る限り、今回の件に関しては大手マスメディアよりネットの方が正確でより早い情報であったと信じるに足る状況です。最近では宮崎県の不手際が取りざたされていますが、最近まで情報を出すのが宮崎県だけでしたからそういうことは見過ごされても仕方ありません。それより何で3月云々が今頃出てくるのかが不思議です。

マスメディアの自主規制があったとすれば、なぜ現時点でそれを公式発表しないのか。誘拐事件の自主規制の場合、報道開始時点で自主規制していたことを公式に認めるはず。少なくとも今回それはなかったように思います。もし、自主規制がないなら、赤松外相の帰国と同時になぜ大手マスメディアは一斉に報道を始めたのか?

政府による報道規制があった場合、大手マスメディアは嬉々としてそれに従っていることになる。こちらの方が非常に怖い。もう大手マスメディアは(少なくとも現状のままでは)要らないのではないか?と言うより下手に信用があるだけ害悪だと思う。

ついでに、
フジテレビが消毒せずにどかどか踏み込んで地元の反発を食らったそうである。
c.f. <http://www.j-cast.com/2010/05/18066782.html>
それによるとフジテレビの反論は以下の通り
「県からの当該地域への取材自粛要請はありませんでしたし、取材後の抗議などもありません。現地は搬出制限エリア(家畜の搬出禁止)であり、消毒が義務付けられたものではありませんでした。口蹄疫被害が拡大し、地域の皆様の不安が募る現状なども考え、その後は取材前後の消毒などの感染防止対策を徹底するよう指示しました」

で、尋ねたいのだが、取材とは誰の仕事であろうか?その地域で口蹄疫が蔓延していることはフジテレビは承知しているだろう。(だからこそ取材に行ったのだろうから)疫病関連であるから最低限の知識は収集し、スタッフに徹底するのはフジテレビの仕事である。決して地元自治体の仕事ではない。「消毒が(法的に)義務づけられていない」のは事実だろう。であれば、フジテレビが自分で消毒薬を入手し(もちろん現地以外から)、自分で消毒するのが「わきまえ」というものではないだろうか?また口蹄疫はほぼ人に感染することはないが、これが人に感染する疫病だったらどうだろうか?(法的に)義務づけられていないから消毒せずに行くだろうか。結局の所、対岸の火事で「どうでも良い」と考えているからそのような行動をするのだろう。そう考えると上の反論が「反論」どころかなにやら特権意識を持った方々の「言い訳」にしか聞こえないのは当たり前ともいえる。(まあ、取材するだけフジテレビはマシなのかもしれないが。)

かつて最も成功していた社会主義的民主主義国家の「平等」にかけていたもの

今日も今日とて、うだうだ愚考する日々

つくづく思うに、(欧米と比較して)うちの国は平等ですよね。無論、格差がないなどとは言いませんし、個人間で能力やら努力に差がある以上格差があるのは個人的には正しいと思っています。重大な問題はそれがそれ以外のところで決まったり、固定化されることで。

ま、話はそこではなくて、そういう「平等」な社会で自尊心はどのように満たされるのか?と言う話です。「プライド」というと、なんか鼻持ちならない着飾った人を思い浮かべるかもしれませんが、私は自尊心は必要だと思っています。まあ、「武士は食わねど高楊枝」ですかね。つまり卑にならない、理性で欲望をコントロールするには自尊心が必要なわけで。確実で卑しい目の前の利益をけっ飛ばして、将来の不確かな不名誉を回避するには合理性はちょっとひ弱だと思います。

まあ、とはいえ普通の市民である私の前にそんな「確実で卑しい利益」がくるわけもなく、(きたら多分それは詐欺)そういう意味で自尊心が発揮されることは滅多にないのですが、中には「誰とも大して変わらない自分」に我慢できない人もいるでしょう。多分そういう人は家族の中でも承認されることなく、それが故に他者を傷つけても「優位にある自分の再確認」を求めて仕方がないのかもしれません。

そういう人たちなのかな?と想像するのです、「クレーマー」とか「モンスターペアレント」とか呼ばれる人たちは。この人たちの意識の背後にあるのは「お客様は神様です」という標語の歪んだ形であり、「特別な自分」が満たされるべき数少ない機会にべったりと張り付いた自意識なのでしょう。モンスターペアレントなんか事例を聞いていると「『特別な自分』の子供」だから云々、と言う風にしか聞こえませんでした。まあ、昔はそれが教育ママなんかになって発散されていたんでしょうけど。

(私の考える)自尊心からはかけ離れた行動をすることで、(歪んだ)自尊心を満たそうとしても多分それは天に唾するだけで、多分吐いた瞬間は気持ちいいのでしょうがその後はお察しの通りと思います。

誰もが「特別な自分」で居たい(ま、いわゆる中2病です。)わけですが、大人になれば(残念ながら)大部分はありふれた自分でしかなくて十把一絡げですまされてしまう。だけど、例えばお父さんだったり、お母さんだったりすれば本来かけがえのないはずなんですよ。そこに価値を見いだせないと、今の時代(相対的弱者にのみ責任を求める自己責任社会)はきついかもしれませんね。そしてそこに価値を見いだすには自分の親(別に本当は親でなくても良いです。ごくありふれた存在、他には先生とか)を尊敬できないと難しいのかな。

「自分が大事にしていないもの」に自分がなったとき、なかなか大事にされている感覚は味わえないよね。(実際はどうあれ、疑念は残るでしょ。何しろ自分がそう思ってないんだから。)そういうわけで平等は尊重と同時に機能しないとかなり歪んだ社会になるんじゃないかな。そういう意味で都市伝説の「運動会でみんな手をつないでゴール」なんて言うのは、足が速いことを尊重しないので間違っている、と思います。同じように「男は女の敵だ」なんて言う(自称)男女平等論者は個人的にはいかにも胡散臭い。前世紀ならいざ知らず、そういう人は男女どっちからもけっ飛ばしてしまいたいと考えたりもする。(あまり良くないとも思うが。)

そういうわけで平等も良いけど尊重もね。というお話でした。

注釈:
ちなみに「尊敬」とは別に全人格の肯定ではありません。少なくとも私の場合は。

行政とITはいかに愛し合っているか。

つい先日、市役所でのこと。

だりいなぁ、役所の手続きは……とりあえず、転入用紙に書いて。判子と日付もOK。すいませーん。

はい、何でしょう。

これ、お願いしたいんですけど。

はい、かしこまりました。

(おお、なんだこれ、本当に役所か?役所って「ぶすっ」として、16番!はぁ?16番窓口!って感じだと思ってた)
って、あんた何、紙をいちいち手で打ち込んでんの?

なんでって規則ですから。(なんだこいつ)

いや、だって手で打ち込むなら、こっちがやってそっちはチェックだけしてくれれば、

規則ですから!

はあ。(やっぱ役所か。なんだあのテラ端末って。まるでフリーソフトのTera[Pi---]そっくりだけど。)
……そのソフト、良さそうですね。どこから手に入るんですか?

はあ、なんか独自開発とかで、2000万もしたんですよ。しかも年間維持費が300万。いいでしょ。

(くーーー。言ってやりてぇ。が、ここは抑えて。裏は独自規格かもしれないし。)
手続きどのくらいかかるんですかね?やっぱ電子化すると早いんでしょ。

そうですねぇ。マザーコンピュータが承認して、

(なんだ、その「マザーコンピューターって」。70年代か?)
凄いんでしょうね、そのマザーコンピューターって。

もちろんです。ええぇと、16コア、4CPU、128Gメモリ、4THDDで独自開発で20億です。もちろん年間維持費は別で4000万です。(きりっ

(なんだ、その「独自開発」って。桁間違えてんじゃね。しかも、なんで上から目線?もしかして額が大きければ凄い、って思われると思ってない?)
ええっと、そのマザーコンピュータの承認が終わればOKってことで、

いえ、次にグレートマザーコンピュータに承認を求めます。

え……承認は1回だけじゃないんですか?

もちろんです。民間だって課長と部長の判子が必要でしょう。うちの市は人口2万人ですから、そのくらいの企業に匹敵します。

(民間ったってせいぜい大企業だけだろ。人口2万の市なんて中小、へたすりゃ零細だよ。どこにそんな金があるんだ。)
っで、そのグレートマザーコンピュータの承認はいつ頃ですかね?

さぁ?

……「さぁ」って。……

あれは別部署の管轄なので、こちらではわかりません。けど聞いた話だと、

聞いた話だと?

3GHz CPU、512Mメモリ、256GHDDらしいですよ。しかも独自開発です。

(……俺の知りたい情報はそうじゃない。わかってっていってんだろ。しかも性能落ちてるじゃねえか。)
……もちろん、年間維持費は別ですよね。ははっ。

当然です。

……その後俺が聞けたことは、その先があってグレートグレート(とにかくたくさん)マザーコンピュータの承認をもらうとOKになるらしい。ちなみにそいつは8bit CPU、16kメモリ、256kのストレージを積んでいるらしい。(もちろん、独自開発だ。)3年前に置き換わった先代は真空管で動いていて何でも手作りの真空管が必要で作る人がもう死んじまったから交代したらしい。

そのコンピューター、ずいぶん使ってますね。もう長いんでしょ。

さぁ、よくわかりませんが、多分貴方よりも先にできてますよ。エコでしょう。

……エコ……ですか。

もちろん。うちの市は先進的なんですよ。じゃ、他の方もお待ちになっているので。次の方ー。

俺はまっすぐうちに帰り、早速ググり、どっかの国では3000億使って、16件/年の利用で10数年で破棄したシステムがあったらしいことを見つけた。どうやら少なくともうちの市はエコなだけマシらしい。……乾杯。


このお話は当然フィクションで、この世界に存在する個人、団体、自治体、その他もろもろと一切合切無関係です。ついでに言えば16コアとかコンピュータ関連用語は大きければOKと思っておけばだいたい無問題です。ちなみに大きい方からT>G>M>kです。