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「格差社会」と「男女平等」と「婚活」と

この間、40くらいの人が「私と両親の面倒を見てくれる人がいれば誰でも良いので結婚したい」とネットで発言したという記事を見た。昔ネットで読んだ意見で「年収1000万の男と結婚する一番確実な方法は自分が年収1000万になることだ。」というのを思い出した。至極もっともと思う。「婚活」に疲れちゃった女性も最近はいるらしい。

「なんかみんな色々大変だな」、まるで人ごとのようにと思い、つらつら考えてみるに当然の帰結なのではないかと考えるようになった。以下はその愚考の結果をまとめたものである。

(自分を含め)人間が「楽」を求めるのが間違えているとは思わない。今の日本は資本主義経済で結婚相手の年収は少ないよりも多い方が良いだろう。

男女平等が間違えているとは思わない。私の言う平等は機会平等で結果平等ではないが、男女平等が進めばその結果として高収入の女性も増えるだろう。(経済圏のボリュームが変わらなければ相対的に男性の平均賃金は低下する。)

そして、男性も女性も年月が経てば年をとる。(当たり前だ。)年をとれば両親は老い、自分もまた老いてゆく。(核家族化は結果としてその「気付き」を遅らせた。)それは高収入だろうがなんであろうが変わらない。そしてこの国では「老い」は不確実性の著しい増大であり、不安の根幹だ。

さて、これらが組み合わさると何が起きるであろうか。

男女平等が(比較的若い層から)進み、男女別の賃金分布が(特に若い人ほど)変わる。年功序列賃金だったので若いうちの差は小さかったが、年月とともに差は増大していく。(年功序列賃金は建前上破壊されたが、かといって逆転現象が目立つほど実態に変化はない。)経済的な自立は一人で生きていくことを(特に高収入の女性に)可能にした。ところがこの国で年月を経て年をとると不安が増大する。経済的な自立は独立を保証するが、独立心を養うことは保証しない。独立心が無く、不安が増大すれば、普通、人は寄り添う相手を探す。(別に探す理由はそれだけでもないだろうが。独立心のある人でも探すことはあるだろうし、若くして探す人もいるだろう。「相手を探す人は独立心がない」などと馬鹿げたことを言う気は毛頭無い。)

人間なので当然「楽」を求めて高収入の相手を探す。(不安解消のために相手を探す以上、低収入の異性は不安解消にならないため除外される。)こういう動機で異性を探す人は(男女を問わず)ヒラメのように上を見るだろう。ところが経済は有限で、従って結婚していない高収入の異性も有限なのでこういう人が増えれば競争率は激化する。結果として大まかに言えば、自分とそれほど収入の違わない人と結婚することになるだろう。

この結果はどうなるだろうか。

モデルとして、年収1000万と200万の男女2人ずつを考えよう。女性をX、男性をY、年収1000万を10、200万を2で表記する。婚姻関係を「+」で表記すれば取り得る結婚形態は2通り。(ここでは異性婚のみを考えている。)
モデルA
(X10+Y10), (X2+Y2)
モデルB
(X10+Y2), (X2+Y10)
世帯収入はモデルAで2000万と400万。モデルBで1200万が2組。実はもう一つある。(厳密にはもっとある。)相手が低収入で世帯を持っても充分な収入が得られないと考えて結婚しない場合である。
モデルC
(X10+Y10), (X2), (Y2)
この場合は世帯収入は2000万、200万が2組である。

幸・不幸は飢えでもしない限り、主観の問題なのでここでは論じない。どのモデルが「経済的により好ましいか」を考える。答えは当然Bだ。中流層が分厚い経済圏ほど人口の割に経済が強くなる。(当然、その他条件が同じなら、の但し書き付きだが。)ところが「楽」を求めてしまうとモデルAやCに行きがちになる。現状はAよりCに行きがちと認識している。つまり、より悪い方だ。要するにこれが格差社会の形成だ。(もちろん現状はこれ以外にも原因(世代間の分配問題とか、労働市場の未成熟とか)はあるが、これからさらに形成される格差はこれによる拡大再生産になると思う。)

つまり、合成の誤謬で「楽をしたい」と皆が考えれば考えるほど、経済的には弱くなる。つまり、それだけ低収入の人が増える。どうすればこのジレンマから抜け出せるだろうか。

人間が「楽」を求めるのを押さえつけることはできない。それは神でもできないことだ。
(少なくとも私は)男女平等が間違えているとも思わない。人はできるだけ機会平等であるべきだ。
人が老いることを止めることもできない。できたとしても皆ができるようになるのはまだ遙か先だろう。
老いれば不安は増大するだろう。

問題はその程度をどこまで低減できるか?と言うことになると思う。

単純に考えるとこれは社会保障費の増大を招き、赤字垂れ流しのこの国でとれる方策は事実上ないように思える。本当にそうだろうか?アイデアだけなら幾つかあるが、ここでは止めておく。正直、今の状況下ではそれほど現実味はない。

本日のまとめ
「男女平等」と「老いによる不安の著しい増大」と「人間の本性」から、「婚活」と「格差社会」は生まれる。
(人が精神的に進化する以外)根本的な解決策はなく、ただ軽減策のみが存在する。

予想
晩婚化によりサイクルは長期になるが、この国の「格差社会」は拡大再生産される。もしされない場合は経済が破綻して皆が貧乏になっている確率が高い。

蛇足
「一人口より二人口」(ひとりぐちよりふたりぐち)。昔の人は本当に頭が良い。

ie8 cannot download a file on win7 x64

Windows7のPCを買ったことを書いたが、使ってみてIE8がどうもおかしいことに気がついた。
ググってみたがすぐには同じ情報が見つからなかったので、ここに記す。

ie8には保護モードというものがあるのだが、これがいろいろと悪さをするらしい。MS-IME2010を使わないと、検索窓に文字が出てこないとか。自分も出てこなかったのだが、基本的に必要としていないので気にもしなかった。

しかし、「ファイルをダウンロードできない」のは参った。ウイルス対策ソフトぐらいしか入っていない状態でできなかったので、おそらくie8の(環境依存の)バグだと思う。ググって出てきたのは「ieのセキュリティゾーン設定でインターネットでダウンロードを無効にしていると、セキュリティ違反のダイアログが出てダウンロードできない」という情報だが自分の所は有効だった。

第一、出てくるダイアログが「そんなファイルはないor見つからない」というやつなので、最初はリンク切れか何かだと思っていた。しかし試してみると、どのサイトどのサイトでも見つからないので、明らかにこちらがおかしいことに気づいた。ie7には無かった保護モードとやらをにらんで試しに無効にしてみるとダウンロードできる。明らかにie8の所為なので、このまま保護モードを無効にするかどうするかしばらく悩む。

結果、firefoxを入れることにした。セキュリティの低下したソフトも、セキュリティの高い使えないソフトも使う必要性を感じなかったので。とはいえ、ieがないと困るWebもまだあるだろうから、アンインストールはしないでおいた。

まとめ
ie8の保護モードを有効にしているとファイルをダウンロードできないことがある。
そういう場合は保護モードを無効にして、他のブラウザをダウンロードした方が賢明。

想像するに、ie8でダウンロードする際に別窓が開くが、これが別Threadなら、多分このThreadがDNS情報を共有できない場合があるのだろう。もしくは全く別の原因でとんちんかんなウインドウが開いているか。後者だとデバックは面倒だろうな。しかし再現性は100%なので、環境さえ構築できれば何とかなるだろうけど。

SSD+HDD in Windows7 x64

Windows7 x64のPCをSSD+HDDの構成で購入した。
ユーザプロファイルはCドライブに入っているのだが、そんなに書き消しするようなものはできるだけ、SSDには入れたくない。一時ファイルも基本的にはSSDに入れたくはないのだが、高速応答は欲しい。

そういうわけで、こう言うときには誰でもやるようなことをまとめてみる。

1)ユーザプロファイルの移動
基本的にはここ を参照した。(レジストリをいじるので参照先にもあるように自己責任でお願いします。クリーンインストール直後か、バックアップをとった上で行うが吉。)ただし、Cドライブのユーザーディレクトリが消せなかったので、(参照先に書いてあるようにセーフモード起動ではおそらく消せるのだろう。)そのまま放っておいてある。このままだと、まともなソフトなら問題ないだろうが、パスの決めうちでつくってあるようなソフトは問題が出るだろうから、参照先のようにリンクを張る方が無難だろう。まあ、そのうちやろう。

2)RAMディスクの作成
一時ファイルはRAMディスクに移動してやることにした。
購入しようかと思い、調べてみると「Dataram RAMDisk 64bit版」とかいうのがフリーであるらしい。正体不明で少し気になったがとりあえず使ってみようと思いダウンロード。設定画面でなにやら広告っぽいのが出るが気にしない。最初、RAMディスクの内容をファイルに書き出せるのでそうしてみたが、「起動、終了が遅い」事がわかり(当たり前だが)止めた。そもそも、「無くなるのがイヤなものをRAMディスクに置く方が悪い」と割り切る。

インターネット一時ファイルとシステムの一時ファイル([コントロールパネル]-[システム]-[システムの詳細]-[環境変数]のTEMPとTMP)をRAMディスクに移動する。あまり速さが実感できなかったので、古いPCでリビルドに40秒ほどかかる(というか、コアが2つもあるのに、この程度で40秒もかかるのがイヤで新しいPCを購入したのだが。)プロジェクトを新規PCでリビルドしてみる。

on HDD→約8秒
on RAM→約4秒

とりあえず新規PCの威力で速度が5倍!すばらしい。けど今HDDはほとんど何も入っていないのでこれだけ速いが、色々増えると遅くなることが予想できる。(とはいえ、多分10秒程度と思うが)RAMディスクだとさらに倍が保証されて、遅くなることはないだろうから、実に精神衛生に良い。

付記:
ここではVS2010の中間ディレクトリを
[RAMディスクドライブ]:$(ProjectName)\$(Configuration)\
に変更して、objファイルその他をそこに作るようにした。できてしまえば基本要らないしね。
ということで、テストドリブンな開発もストレス無く、し放題。もちろんx64でなく、32bit環境でもメモリが潤沢にあればRAMディスク作成をお勧めします。

まとめ
SSD+HDDの構成なら、ユーザプロファイルをHDDに移動しよう。
メモリが潤沢にあれば(32bit環境でも)RAMディスクを導入して、高速化を図ろう。
プログラマなら多少無理してもRAMディスクを確保すると、(今はHDDがボトルネックだろうから)精神衛生によろしい。CPUがボトルネックなら無駄だけどね。

2010.9.1追記
その後、CドライブのUsers以下を削除するために別アカウント作成後、セーフモードで起動したが一部ファイルがうまく移動しなかったようで、
1)Tempアカウント作成(管理者機能付き)
2)セーフモードでOriginalアカウントをDドライブのUsers以下に移動
3)通常起動でOriginalアカウントでログイン。
4)TEMPユーザーで起動される。→??
5)再度セーフモードで起動、Tempアカウントで再度Originalアカウント移動
6)再び、
通常起動でOriginalアカウントでログイン。
7)今度は大丈夫。
8)Tempアカウントの削除
9)CドライブのUsersを削除。
10)CドライブのUsersをDドライブの同名ディレクトリにリンク
の手順を踏んだ。結構面倒くさい。

2010.9.24追記
その後、32bitOSにもRAMディスクを作ったのだが、このソフトはOS管理下のメモリ領域のみをRAMディスクにするようで、プログラムをするでもない場合は意味がないことがわかった。(OSで扱うメモリを増やした方がキャッシュヒットが上がり、通常はこちらの方がよい。無論、どんなにがんばっても2Gしか使わない使用者の場合は全3GのうちいくらかRAMに回してもよいのだが。)あと、本家にも書いてあるが、システムの一時領域を小さいRAMディスクに当てると、インストールにこける場合がある。これも念のため付記しておく。