永遠のビギナーのブログ -26ページ目

今年を振り返って

皆様いかがお過ごしでしょうか。いろいろあった年だと思います。来年はいい年でありますように。

このブログを書き始めて2年半ほどになります。年初よりは若干訪問される方が増えました。1/3くらいは検索サイト経由で、改めてロングテールという言葉を実感します。

1月:ウイルスバスター2011の挙動から共有知の限界について考察 しました。年の半ば辺りからこの記事へのアクセスが増えたように記憶しています。その後、ガラケーからスマホへの展開に何が必要であったか 、という点について「技術ではなくビジネス上の発想の転換が必要であった」という主張をしました。その後2月にかけて当時ちょろちょろ出ていた国債の発行残高についての記事 を書きました。

2月:TVのデジタルへの移行について接続弱者で代表されるように、移行に関するメーカーサイドの技術のあり方について疑問を投げかけました 。

3月:この月の最大のトピックについては改めて言うまでもありません。重ねて言えばTVの根拠無い流言飛語 (であると思っています。実際にはメルトダウンしていたようですが発言者に根拠があったと思われませんので)はその後のむやみな「安全宣言」(これはもう事実でないことはご承知の通りと思います)と同様にメディアがいかに「無責任で責任をとらないものであるか 」を表すものだと認識しています。これについては稿を改めて書こうと考えています。

4月:Firefoxでのダウンロードが途中で止まる件 についてはここ数ヶ月アクセスの多い記事です。自分の環境では発生していませんので何とも言えませんが、MozzilaはChromeに対抗しようとして、逆に迷走を始めている気がします。誰かが舵を切り直す必要があるかもしれません。

5月:Evernoteがクラッシュして少し困りました。最終的にはプレミアムアカウントをとったのですが、やはり便利だと考えています。WebClipして検索で調べるだけならフリーで十分と思いますが、pdfを放り込んで検索できるようにするためだけにプレミアムを取ったようなものです。それでも十分便利ですが。

10月:iOS5へのアップデートを行った時期です。アップデートトラブルに悩まされた 方も多いと思います。

12月:「電子メールが不要になる」という記事を受けて若干の考察 をしました。結論としては「社内連絡用にはもう電子メールで無い方がいいかもしれない」と主張します。社内Skypeを構築できれば良いと思いますが、現実問題としてのハードルはまだ高そうです。

この一年を振り返ると、どうしても3.11のインパクトが強すぎて未だに若干の思考停止に陥る所があります。その後コラム的なものは書いたのですが今ひとつ発表する気になれなくてお蔵入りしているものがかなりあります。機会があれば、とは思っていますが。

技術的には去年の最後の記事 で述べたクラウドがそのまま順調に動いていると思います。新しい所ではソーシャルゲーム(これも技術的にはクラウドを基盤にしている所が多いと思います)でしょうか。これもお蔵入りしているなかにあるのでそのうち書こうと思います。(技術とビジネスの中間的なものですが未だに触れている記事を見かけていないので。あまり本当のことを書くのははばかられるのだろうか?)

それでは皆様、よいお年をお迎えください。


天才かもしれない

馬鹿馬鹿しいことをまじめにヤルので(一部では)有名なデイリーポータルですが、大変感心させられた記事 でありますので、ちょっと取り上げようかと。

記事はヘッドマウントディスプレイを自作するのに、iPhoneを2台使用するという素晴らしいアイデアの記事なのですが、ちょっと改善点をご提案。

子供の頃やったことがある人も居るかと思いますが、右目に望遠鏡のようにトイレットペーパーの芯をあて、左目の前に手のひらを持ってくると手のひらに穴が空いたように見えます。これは元々左右の視界を頭が勝手に合成するようにできているためですが、これを使うともっと3D感がでるのではないかと。

このため、左右の目の位置に中空の芯を持っていき、老眼鏡のレンズをそこにはめ込むとお手軽3Dヘッドマウントディスプレイになるのではないかと愚考するのです。たぶんこれをお手軽に検証するには、左右のiPhoneの間に間仕切りを挟めば良いかと思います(つまり片目で見えるiPhoneを一つに固定するわけです)。ひょっとするとこれだけでもかなりの改善効果があるかも。

個人的には是非このHMDをいじってみたいのですが、手元には3GSと4S、各1台ずつしかないし、この2つはカメラ性能や画面仕様が全然違うから違和感ありまくりでたぶんダメだと思う。もし、この意見を採用してくれたらいじらせてもらえませんか?北山さん、お願いします。

同日追記:
参照先リンク忘れを修正。

秘書の居ない身分としては

今日はここ 。要するに社内連絡用の電子メールを廃止する企業の話だ。ここで述べられている事態のほとんどは残念ながら解決しないと思うけれど(それはツールの問題ではなくで人間の問題だから)、ある程度の有効性はあると思う。

今のところ社内連絡用に最適なものは「Skype的なもの」だろうと思う。Skypeより本質的にクローズドで(ビジネスモデル的にSkypeは公開情報に基づいたオープンなツールだ)、Skypeの機能があれば社内連絡には役に立つし、なによりあのうざい迷惑メールを気にしなくて良い。もちろん完全な迷惑メール排除ツールがあれば良いのだが、送信元を詐称できる今の電子メールにそのようなことは望めないし、本質的にオープンなシステムにそのようなこと期待するのは誤りだろう。

では、電子メールは不要か?といえばそんなことはない。「社内連絡用」と書いたので、当然社外連絡用に電子メールは有用だ。そしてその場合の管理はホワイトリスト方式になるべきだろう。ホワイトリスト登録以前の場合は社外的には専用窓口を設けておいて(要するにリアル社屋の受付と同じだ)、自動で受け付ける。この場合の自動峻別は非常にハードルをあげられる、通常のアドレス用のハードルとは比較にならないほどに。当然ありとあらゆる添付ファイルは拒否できるし(ファイル名だけ転送すると良いかもしれない、トリックを使ってファイル名を誤解させるトラップはあっさり見分けられる)、最初の挨拶の体裁をしていない文書、その会社に来るはずのない(少なくとも最初の挨拶としては)単語を含む文書を全て自動ではじけば良い。

ホワイトリスト登録済みの相手の場合は今までと変わらない。同じようにメールができる。ただし、何かの理由でアドレスが漏れても、攻撃者はこちらのホワイトリスト登録済みのアドレスしか詐称できない。内部情報がかなり漏れてからでなければスピアアタックもしづらいだろう。まあ、どのようなシステムでも人間が穴になることは十分あり得るので社員教育も変わらず必要なのではあるが。

まとめ:
1)社内連絡用ツールは電子メールからよりクローズなものへ切り替わるだろう。
2)それでも社外連絡用に電子メールは必要だ。
3)5年後、名刺には電話番号と代表電子メールが書かれたものが基本になる。