おひさまマルシェは持続の形が見えた | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

おひさまSDGsマルシェ&かなごて流域祭の2024年の総括を私なりにしてみると…




2014年に第一回を開催し2017年に小田原駅地下街で行い2020年はコロナで中止、21年はコンベンションホールでの10周年記念フォーラム、22年は私の出版記念会と


4回は別の所でやりましたが11回中7回は小田原城二の丸広場にて行いました。


2014-2015は私が実行委員長、



16-19は石黒雄大さんが実行委員長、


2020-2022は再び私が実行委員長、23-24は中嶋拓未さんが実行委員長



を勤めてきました。


が、その間、一貫してこのイベントの中心は私が立ち上げたこともありずっと担い続けてきました。


私がこだわったのは


イベントとしての持続可能性です。


何をもって持続可能とするか?


それは


①次世代継承

②財源


だと思っています。


23-24年の流れを見てきて質的にも量的にも持続可能性が高まりました。


①の次世代継承については


この2年イベントの企画立案準備は中嶋さんを中心に長谷川さん、ななちやん、ヒヨッシー等が中心となり形にしてきました。



来年以降もこの体制は続いて行くだろうという姿は容易に想像がつきますし、今年は大きなトラブルもなくイベントができました。


②の財源についても、補助金を獲得したほうがもちろん持続は楽ですが、出店料収入、協賛金、スポンサー料等で賄うことは可能と思います。


また、かなごてファームの感謝祭という形にしてかなごてファームの販促の一環としてかなごてファームとしては考えて財源の裏付けをすることも可能だと思います。



パルシステムかながわ夢コープさん、ダブルブリッヂ、小田原市市民活動応援補助金、環境省草の根補助金、地球環境基金、農水省農山漁村振興交付金、様々な補助金を活用して形を模索してきたこのイベントです。


10年を経て形が定まりました。


持続の形をずっと模索してもがいてきた人間としてこのような成果を得られるのは嬉しいことです。


おひさまSDGsマルシェは今後、共催としておこなっているかなごて流域祭として1つにまとめ、新しい形で運営していくことも私としては考えています。




おひさまマルシェ&かなごて流域祭は若者たちが自ら主体的にイベント作りを行う形が出来ています。


わかりやすくいえば、私が居なくてもおひさまマルシェは形を変えて若者たちがやっていける形が出来た


これを私は目指していました。


それが出来たということは地域づくりにとれば凄まじいことであり、快挙でもあります。


そこからすると少し残念なのが、共に開催をしてるさよなら原発パレードと映画上映会&講演会です。



これは持続の形がまるで見えません。


私は市民活動が高じて経済界の良いところを真似て経営者になりました。


市民活動だけだと持続という点で弱い。かたや経済界だけの視点になると利益至上主義で目的のためには手段を選ばない、勝つためには何をしてもいいという視点が強くなります。


だから、公益性や社会性を有する組織なりイベント、事業は市民活動の目線と経営者目線と両方が必要だというのが私の考えです。


小田原かなごてファームを立ち上げたのも、おひさまマルシェやかなごて流域祭をかなごてファームが支えてるのもすべからくこーした視点に立脚すればこそなのです。


ソーラーシェアリングをやったことも、組織としての持続の形を考えたときにはエネルギー事業をやるべきと考えたからです。






そこへいくと、さよなら原発パレードや上映会はそこがまだ脆弱でここを早めに手当しないと、担い手がどんどん高齢化してあとが続いていないということもあるので


早晩終わってしまう…


さよなら原発パレードも上映会も関わって来たことですし、311を忘れないという今回のイベントは


その三団体が連携して形を作ってきたという歴史があります。


そういう意味でも立て直したいと思います。


いずれにしても、おひさまマルシェ&かなごて流域祭に持続の形が見えたという成果を出せたことは


私の地域づくりのまた大きな成果の1つとなったと思います。


1人で思い立ち仲間を集い立ち上げて今日の形があることに思いを致すとき、感慨もまたひとしおでもあります。