居場所探しの終焉

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電気グルーヴのインタビュー記事から。

電気グルーヴご存知ない方いらっしゃるかなあ？

こういう音楽やってるおっさん２人組です。

彼らは２８年もの長きに渡ってある意味シーンを独走し続けている。

私が学生の頃にはとっくに突き抜けていた。

なのに、今もなお突き抜けている。

長期間音楽シーンで知名度を維持し続けるというのはドえらい話で、フツーの人はサザンだのB'Zだのイメージしそうだが、私にとって息の長いグループと言えば電気である。

そんな彼らのインタビューだが、自身の音楽性の変遷みたいなものを語る中にちょっと目を引く部分があった。

カンタンに抜粋させていただく。

以前、マンチェスターでレコーディングをしたという話から。

石野卓球「マンチェスターに行くまでは、すでにあるシーンの中に自分たちの居場所を探していた。マンチェスターに行ってから『既存のシーンの中に自分たちの居場所はない、だから自分たちで作らないといけない』という考えになった」

彼らがなぜ色褪せないのか、今もなおギラっとし続けているのか、そのヒントがこの部分に隠されている。

要は、外に求めなくなった、という話だ。

生きることに迷うと、どうしても自らの身の置き場を人は探してしまうものだ。

原始的な視点で言えば、人は寂しい生き物だから。

自分を受け入れてくれたり、歓迎してくれたり、賞賛してくれたり、優しくしてくれたりするような場所を求めて徘徊する。

別にそれが悪いわけでもなんでもないが、もともとある枠の中に入ろうとがんばるのは、やはりどこかにムリを生じさせる。

極端な話、わざわざ自分用に作られた枠なんてこの世にないからなあ。

それでもだましだまし自分をなだめて、ここが私の居場所なんだと自分に暗示をかけて生きているケースも結構多いとは思うけども。

実際、そういう時代だったしな。

しかし、ムリはムリである。

そう長続きしないから、また徘徊の再開が起こるのだ。

安住の地は外にはない。

根城は自分で作れ。

自分好みの柱を立てて、好きな硬さのベッドで眠ればいい。

そのためには。

もう少し、自分を信じていいと思うんだよね。

自分の中に何もないってみんな思いすぎている。

自分の中から何かを掘り当てるのに、一体どれだけの土を掻き出したのか。

一体どれだけの汗を流したのか。

一体どれだけの夜を徹したのか。

一朝一夕で自分で自分の居場所なんかもちろん作れない。

しかし、作ってやると決めたヤツには、必ず作れるもんですわ。

徘徊の日々はもう終わりにして、居場所は自分で作るのだ、とそこに深く旗を立ててもいいんじゃないだろうか。

全然関係ないけど先日、某さんにコーヒーいただいたら妙なパッケージでしてですね。

これ、なんか伊達武将隊とかいう宮城のアイドルみたいで。

そうなんっすか、宮城県民の皆さん！！！！

知らない私が見て爆笑だったんですが。

すいません、爆笑して。
 

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