多忙のため放置していたダイヤのAの47巻を読んだ。
感動し過ぎてガン泣きであるwww
涙が止まらないwww
丸めたテシッシュでゴミ箱が溢れているので俺が高校生男子か!とセルフツッコミするしかないwww
嗚咽とともにお送りする今日のブログはダイヤのAから読み解く人生論的なヤツだが、私のダイヤ好きは以前にもちょっと書いてるのでダイヤってどんなマンガだよって思われた方は過去記事リンクに行ってみてくださいっていうか今読み返してみたら別に大して語ってなかったわスンマセンw
47巻は主人公が1年生の冬を終え春を迎えるところで終わっている。
立ち位置的には第一部完、という場面だ。
画像左側が主人公が2年に進級して連載が再開した2部の1巻。
なぜこうも47巻が泣けたのかという話を人生論と絡めて解説する。
突然だが黒子のバスケとダイヤのAの最大の違いは何か。
バスケと野球、ではないwww
主人公が高校1年生の段階で全国制覇したかしないかである。
ダイヤは主人公の高校1年の1年間を47巻にも渡って描いていた。
この途中、彼らは夏の甲子園の予選で敗退している。
彼らのチームには偉大な3年生たちがいた。
甲子園に行くことだけを夢見て来る日も来る日も過酷な練習に励み、血反吐を吐いて戦っていた先輩たちがいたのだが、彼らは甲子園の土を踏むことなく引退したのだ。
47巻にはそんな3年生たちのその後と残された後輩たちの日常、そして卒業式が描かれている。
引退した3年生のひとりは、予選で負けた瞬間の夢をいまだに見て、涙を流しながら目を覚ます。
本気で全力を注いでいた末の敗北だった。
そうやすやすとその傷は癒えてくれない。
しかし時は残酷で、卒業後の進路の選択を迫られる。
彼の時計の針は予選で負けた瞬間から1秒も動いていない。
夢は?と聞かれて平然と甲子園と答えてしまう。
もう、二度と過去には戻れないのに。
立ち止まり悩む彼の前で、同級生たちは次々と進路を決めていき、後輩たちは死闘の末に春の選抜出場の切符を手にした。
秋大会の優勝を決めた後輩たちを見て、彼は思う。
「もしもあの時、甲子園の舞台に立っていたら・・・
この先何度この言葉が頭をよぎるだろう・・・
どれだけ望んでも
過去だけは変えられないのに」
そして、止まったままの自分の時計に向かって叫ぶのだ。
「くそったれ!
そのままずっと止まってろバカヤロオ!!
変えられるとしたら、今・・・
そして未来・・・!」
ようやく動き出した彼のそばで、後輩たちは冬の鬼合宿に突入する。
早朝から夜遅くまで連日、体を引き裂かれるかのような過酷なトレーニングメニューが組まれていた。日に日に疲労は溜まっていき、メンバーの目にはクマとも殺気ともつかない深い険しさが宿る。
感覚の麻痺してくるようなもはや残酷とも言えるトレーニングをこなしながら、死相にも似た表情を浮かべて彼らは全員思っていた。
「一体、何のため、誰のため
野球は、野球は、ここまでやらなきゃいけないのか
いつの時代だよ、マジでもういいって
こんなの意味ねーよ
くそっ、ふざけんなよ・・・
やってやる、やってやるよ
ここまできて止められるか!」
で。
人生とは甲子園である。
まぁ大袈裟なことは百も承知だが、努力は必ず報われるわけでもなく、才能がありゃいいってわけでもない。
痛烈な失敗をしても過去には決して戻れず、傷ついたからと言って立ち止まっても情熱を失わないヤツから周囲はどんどん先を行く。
実を結ぶのは全国でたった1校、それ以外はどこかで敗北を必ず味わう上に、誰もが納得するような確固たる答えがあるわけでもない。
そういう意味では非常に似通った性質があるわけだ。
じゃあやめんのか。
一度踏み込んだからにはそうもいかない。
変えられるのは今と未来しかない、と歯を食いしばって泣きながらでも前を向くしかないだろう。
たかが高校の部活だ。
そんなに苦しいのならやめればいいじゃない、と言われるかもしれない。
でも、甲子園という見たことのない景色を夢見てしまった。
理由なんてそこにしかないが、全身全霊をかけた何かは必ず魂に刻まれる。
たかが人生だ。
そんなに苦しいのならやめればいいじゃない。
そうも言ってられない、とは言わないよ。
この世は過酷だし、本気にならないと大した愛にも恵まれない。
どこがゴールだかわからない。
金持ちになることが幸せとイコールにもならない。
どう考えても意図などしてない不幸にも簡単に見舞われる。
それでも。
高校球児の3年間と人生の80年に実はそう大きな差はない。
勝ったもの勝ちではないのだ。
やれることをやりきった者勝ちだ。
だからって誰も賞賛などしない。
もうね、生きてるから生きるしかない、そんなもんだ。
納得できるかどうかは自分次第だ。
誰も助けてはくれないし、最後まで導いてもくれない。
ただただ変えられる今と未来に全力を注いで。
いつか、
「やるだけのことはやったよ」
と偽らず、自分に胸を張って言えるように。
コレは何の教訓も学びもない記事だ。
ああ、人生とはただ、甲子園のようなものである。
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