今日、父の納骨のために長崎に向かう。
父の遺骨は実家にあるのでそれを取りに行ってから空港に行く。
父は背の低い男だったが、小さいと思ったことがなかった。
今思えば、オーラの大きさみたいなものがそう思わせていたのだと思う。
その父は今、両手で抱えられるくらいの壺の中に納まってしまった。
不思議なものだ。
死について。
幼い頃から長い間、自分が常に死と隣合わせにあるような弱い体だったために恐怖のような感情は抱いたことがないのだが、それはそれとして最愛の人間の死というのはまた全く別の感情を抱くものだ。
もちろん、ひどく寂しいというのはあるが、ひとつの言葉で表すのは少々難しい何かだ。
父が亡くなった夏頃は、ぼんやりと「お父さんの魂が別次元に行ってしまった」くらいなカンジで考えていたのだが。
今はちょっと違う。
父が亡くなってからの3カ月、自分は自分でいろんなことがあって、またひとつ死生観に変化があった。
重力から解放され、地球での旅を終えて。
父は次の旅に向かった。ザックリ言うとそんなところだ。
どうよ、お父さん。
3次元は楽しかったか?
魂の計画通りの人生を生きたか?
次はどこへ行くのよ。
次に会えるのはどこでだろうね。
入院中、父は私たち姉妹に一度聞いてきた。
「おまえらは、父ちゃんの子に生まれてよかったか?」
それを聞いた妹は「当たり前じゃん」と怒っていた。
私も「はぁ?何言ってんの、んな当たり前なこと聞くなっつの」と呆れたが。
もっとちゃんと向き合ってお礼でも言えばよかったなwwwwww
しまったwwwww
ああ、私は父と会うためにここに来たんだよ。
父とのシナリオ部分は終わっちゃったけどさ。
いい娘だったろうか。
だといいなあ。
3次元地球ツアーの重みを噛みしめつつ、明日からの納骨の旅を楽しんできますw
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