本日、見本誌が出版社から届きました。

『呪われた世界史』

B6サイズですが、文字から図版からぎっちぎちで、ラフを組んだ自分もどうかしてますが、説明に文字数が足りない! という執筆陣もまたどうかしてる勢いでした。




こんな感じです。

11月13日(金曜)全国コンビニ・書店で発売ですのでぜひ!

いまの狂った世界情勢がいろいろな過去の呪いから、そして預言の成就から成立していることもわかります。

人類は、特に先進国はそのツケをまさに絶賛清算中なのです。

でも。。。神のかけた呪いは国でなく、人間個人個人にも関わってきます。

ホント、神話を読んでいると好き放題やってる神々に嫌われ、いじめられる立場の人類って
なんだよ、虫けらかよ、と思えてしかたありません。


本書ではギリシャ神話だけでなく、世界の神話にもふれていますが、神話のはじまりは
たいていが混沌です。

これ、日本でも同じですよね。

ギリシャからはるばる神話が伝わって各国の神話体系に影響したのかもしれませんし、人類は本能的にそれを知っていたのかもしれない・・・・


宇宙のはじまりも混沌としていました。特にビックバンから1秒以内などもうむちゃくちゃです。

宇宙が冷え、インフレーション的に膨張して空間が晴れ上がるまで、この世は地獄のような様相だったことでしょう。


と、そんなときに、大好きな諸星大二郎先生の新刊が出たので買いました。

諸星大二郎スペシャルセレクション1 無面目/潮出版社

¥1,404
Amazon.co.jp


昔、読んだことがあるのですが、引っ越しを繰り返すうちに手放してしまったので、買い、です。

諸星先生は中国の伝承ものをよく描かれるのですが、これもその一本。

無面目とは、「混沌」の神で、世界のはじまり、宇宙のはじまりからいる最古の神で、それ以来、ずっと思索にふけっています。

だから、その神には目も耳も鼻もありません。

そこでいたずら心を起こした神仙が顔を書き加え、新たな近くを獲得した無面目は人間の世界へと降りていき・・・・・・

ここから先は読んでのお楽しみですが、無垢な神が人間を見たときの嫌悪感、また、あっさりしんでしまうことの不思議なども描かれています。

それは一種の訓話でもあると思うのですが、実際、万能で不老不死の神々からすると
「こいつらはいったいなんなんだ、せかせかと争ってばかり]
と思うことでしょう。

が、本書の中で紹介しているのですが、そういうおまえら神こそひでえだろうが、という鬼畜三昧ですからね。


で、この「無面目」の中で、宇宙が無から生じた、いや、最初に大極があった、という神仙の論争があるのですが、無面目=混沌はその前段階を知っているかもしれない存在のようです。

神々の誕生する前に何があったのか。

衝突した隣の次元の宇宙の者なのか?


であるなら、混沌状態とは、宇宙をふたつ滅ぼした状態かもしれません。

呪いどころの騒ぎじゃありません。


今日、突然、宇宙が吹き飛んでリセットされてしまうとなれば、なにが起ったかわからないし、次元と次元がぶつかるとどうなるのか。。。。

違う宇宙へ飛ばされたものが神になるかもしれません。


そして、神は次元を超えた存在のため、その世界の理と異なる時間軸で生きている。。。

そう考えられないでしょうか?




呪われた世界史/双葉社

¥700
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シリア難民がEU諸国へ脱出してヨーロッパは大混乱です。

それにアフガン難民に、アフリカからの難民と・・・・

ヨーロッパの戦争のない平和な国を目指して民族大移動に近いことが起こっています。


これは『呪われた世界史』でも書いたことですが、たとえばISは昔からヨーロッパをはじめ世界で起こってきた、「突然やってきた異民族が武力で国を設立してしまう」というまさにそれを達成しようとしている瞬間なのかもしれません。

もし、かれらが難民を取り込んだら・・・

って、難民の多くはISのせいで祖国を追われた人も少なくないので、まあ、ないとは思いますが。


さて、100万人単位のオーダーでやってくる難民たちは、とりあえずドイツをめざしているようです。


ドイツをはじめ、ヨーロッパ先進国では日本ほどではありませんが、少子高齢化が進み、子どもを生む世代を移民でまかないたい部分はあります。

しかし、もともと住んでいる住人にとっては「おれたちの職が奪われる」「税金が高くなる」「治安が悪くなる」と排斥したいのが本音のようです。


これが日本なら、この排斥感はさらに強いでしょう。そもそも、日本の難民認定なんて微々たるもんですから。


では、逆に、EUの主要国を大災厄が襲って、彼らが難民になったらどうでしょう?


自分がISなら、「ちょっとおもしろそうだからやってみっか!」と思いますね。


手段はどうするかというと、ドイツ・・・はさすがにでかすぎるので、とりまギリシャあたりにしましょうか。

そこに弾道ミサイルをぶち込みまくるんですよ。


これには相当な火力が必要になるので難しいですね。


では、ソ連崩壊後に一部どこにいったかわからないとも噂される核兵器はどうでしょう。

核爆弾を3,4発国内で爆発させるわけです。風向きを計算すれば、うまく国土の大部分を汚染させることができるかもしれません。

空からウランをばらまくというのもありかもしれませんね。


難民になる前に相当数が死ぬと思いますが、生き残った人はともかく汚染地域からにげるほかないわけです。

それは、国外。


さあ、EUの同盟を同盟国は受け入れるでしょうか?


本では聖書に記されたユダヤ民族の流浪の歴史も書いていますが、ユダヤ民族というのは聖書の昔から放浪を余儀なくされてきました。

そのあげく、イスラエル建国をイギリスに囁かれ(実はイギリスの本意ではなかった)、現在の紛争にまでつながっています。

これを同じことをEU諸国の人々も味わうことになる・・・・・・


もちろん、EU諸国も歴史的に様々な民族が土地の奪い合いを繰り広げています。
そのため、混血も進んでいます。
そして移民も進み、問題になっています。

地続きの大陸だからこそ、ともいえる問題です。


さて、そんなことが起こりうるでしょうか?

ロシアのプーチンはシリアのアサド政権支持を明確にしており、空爆を開始。
アメリカがなにもできなかったところに、指導力を発揮して問題を解決して
ロシアの力を誇示しようとしています。


ロシアの独裁者は、代々、大虐殺をやってきました。
いちおうは国内ですが。。。

もうひとつ、ロシアはヨーロッパに押し出したいという野望があります。
地政学的にも、これは明確に指摘されています。

「ちょっと最近なめられてっから、ミサイルぶち込んでみっか」
と思わないとも限りません。

その時は限定核戦争が起こりかねませんが、
「あっ、ごめん、なんか暴発したみたいだけど、システムのエラーだから」
とかいってとぼけそうですよね・・プーチンさん。

ミサイルだけぶちこんで、ほかの部隊は一切動かさなければ良いのです。

動いたとしても「一部の反乱軍らしいが、政府として命令はだしていないので情報を収集中だ」
とクリミアの時と同じようにとぼければいい。


どれもこれも過去にあったことのスケールアップ版です。
起こりえないとは言えないのです。



11/13発売!
予約できます


呪われた世界史/双葉社

¥648
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昨日、ひさびさに11/10発売になる『呪われた世界史』について書きました。


この本の着想は


血引きの岩 (ソノラマコミックス)/朝日新聞販売部
¥972
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というコミックから得たものです。


ヒロインが持つヒスイの石、その形が、イザナギがイザナミの醜い姿を観て必死に黄泉平坂を逃げ、あの世との出口を「千引の石」で塞いだ、とされる伝説の石の形と同じなのです。


そして、イザナミがとあることを契機にこの世へ力を及ぼし始めます。


千引の石がどうやら・・・・


そして地図でみると同じ形の場所が!!!


舞台は出雲にも飛ぶのですが、つい先日、その出雲で群発地震があったのが不気味に感じてしまいました。震央は作品に出てくる場所とは違っていたのがせめてもの救いですが、出雲は神話の土地。


かつて鎮められた古代日本民族?の神々が祀られる土地ですが、彼らがなにかの拍子で祟り神になったとしたら?


出雲大社はいまも多くの人を集めていますが、もともとの由来を忘れてしまうと、祀られる神も

「ちょっと、もともと俺たちは国を治めるべき者だったんだけど忘れてね?」

と、たまーに御級を据えたくなるかもしれません。



それと、『呪われた世界史』では、神々の呪いからはじまるのですが、昨日よった書店で見つけた新刊


ペガーナの神々 (ハヤカワ文庫FT)/早川書房
¥778
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ファンタジーはあまり読まないので不勉強でしたが、この作家さんが紡いでいるのは、オリンポスの神々より前の時代の神々による創生を描いているんですよ!


すげえなあ。


神話がたいがいこの世界を生み出すところから始まるので、その前に神がいるということに思い至らなかった・・・・


宇宙は最新宇宙論だと、まさにゼロから始まったことになってます。多元宇宙論では、幾つもの宇宙が並ぶ中で揺らいでおり、一部が接触するとビッグバンが起こるのです。


ということは、いま我々が生きている宇宙の神は・・・・いつから支配しているのだろう? ということにもつきあたるわけです。


137億年といわれる宇宙の歴史ですが、本当のところは観測不能なので、その前にいい感じまで育った宇宙が実はあって、それが不安定だったのでチャラになってリセットされて再び爆発したということがないともいえません。


そのときにいたのが、オリンポスより前の神々・・・・・


このへんになると気が遠くなってきますが、ちょっと気になります。


機会があれば追求したいテーマです。



そんなわけで、amazonでも予約できるようになりましたんで、よろしければお願い致します!


呪われた世界史/双葉社
¥648
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表紙は、まもなく公開可能になると思いますが、狂気ビンビンです。